「SNSを使って政府を批判すると罰金が科せられる」という、ソーシャル時代に逆行するような出来事が起きました。
Vietnam announces big fines for social media 'propaganda' | Reuters
ロイター通信社の報道によると、ベトナム政府がソーシャルメディア上で政府を批判すると1億ドン(約48万5000円)の罰金を科すという法律を施行したそうです。
これは共産主義政府に対する反対意見を弾圧するためのもので、グエン・タン・ズン首相が署名。ベトナムでは政権を批判したブロガーに懲役刑を科すなどの弾圧を強めており、逮捕や有罪判決の数は過去4年で急増しているとのこと。
同国では約9000万人の人口のうち、2000万人がFacebookアカウントを持つなど、インターネット利用者が急増中。今回の新法に対して国境なき記者団は「インターネットの敵」という声明を発表しています。
なお、今回の新法の背景には南沙諸島問題にみられるような、中国の領土拡大政策がベトナム政府を刺激している側面も指摘されており、インターネット上の意見に対して政府が非常に敏感になっているとされています。
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