大手3社がLTE整備でしのぎを削る中、NTTドコモが3Gと同水準にまでLTEエリアを拡大することが明らかになりました。いち早く実人口カバー率99%を達成したKDDIも、さらに整備を進めるそうです。詳細は以下から。
ドコモ、高速通信LTEに4000億円投資 全国カバー :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、NTTドコモが2015年3月期に4000億円を投じ、LTE基地局の整備を進めるそうです。
これは前期比で約2割積み増した額で、今期中に約4万局を新設。2014年3月末時点で開設されている約5万5000局と合わせて10万局規模になるとのことで、3Gを利用できるエリアであれば、ほぼどこでもLTEを使えるようになるとのこと。
また、2014年3月に実人口カバー率99%を達成したKDDIも今夏をめどにLTE基地局数を昨夏より約6割多い9万4000局に増やす予定。今後は鉄道沿線で基地局を増やし、速度が落ちやすいラッシュ時などに対応するとしています。
ちなみに携帯各社は音声をデータ化してLTEのパケット通信網でやりとりすることで、高音質かつ安価な通話が期待できるとされている次世代通話サービス「VoLTE(ヴォルテ)」を年内にも展開予定。
さらに複数の周波数帯のLTEネットワークを束ねることで通信速度を向上させる「LTE-Advanced」も年内にサービスインする予定であることをKDDIの田中社長が明かすなど、LTEネットワーク完成後のサービスについての展望が見えつつあります。
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