KDDIが2015年春モデルを発表しました。スマホのスペックが横並びになり、特徴を打ち出すのが難しくなる中、個性的なモデルを複数展開しています。詳細は以下から。
◆発表された機種は7機種
・INFOBAR A03(京セラ製、2015年2月中旬発売予定)
INFOBARシリーズ第6弾。4.5インチフルHD(1920×1080)液晶、Snapdragon 801(2.3GHz、クアッドコア)、2GB RAM、16GB ROM、1300万画素背面カメラ、200万画素前面カメラ、2020mAhバッテリー搭載。CA・WiMAX 2+、au VoLTE対応のAndroid 4.4.4スマホ。
・AQUOS SERIE mini(シャープ製、2015年1月下旬発売予定)
4.5インチフルHD(1920×1080)IGZO液晶、Snapdragon 801(2.3GHz、クアッドコア)、2GB RAM、16GB ROM、1310万画素背面カメラ、120万画素前面カメラ、2120mAhバッテリー搭載。CA・WiMAX 2+、au VoLTE対応のAndroid 4.4スマホ。
・AQUOS K(シャープ製、2015年2月下旬発売予定)
3.4インチqHD(960×540)液晶、Snapdragon 400(1.2GHz、クアッドコア)、1GB RAM、8GB ROM、1310万画素背面カメラ、1410mAhバッテリー搭載。LTE・3G対応の「ガラケーデザインだけどAndroid 4.4スマホ」。もちろんWi-Fiテザリングでタブレットなどと連携も可能。
・BASIO(京セラ製、2015年2月中旬発売予定)
強化ガラス「Dragontrail X」採用5.0インチフルHD(1920×1080)液晶、Snapdragon 801(2.3GHz、クアッドコア)、2GB RAM、16GB ROM、1300万画素背面カメラ、90万画素前面カメラ、3000mAhバッテリー搭載。CA・WiMAX 2+、au VoLTE対応のAndroid 4.4スマホ。防水・防塵・耐衝撃で、おおよそシニア向けとは思えない、ぶっちぎりのフルスペックモデル。
・miraie(京セラ製、2015年1月下旬発売予定)
強化ガラス「Dragontrail X」採用4.5インチqHD(960×540)液晶、Snapdragon 400(1.2GHz、クアッドコア)、1.5GB RAM、8GB ROM、800万画素背面カメラ、200万画素前面カメラ、2000mAhバッテリー搭載。LTE・3G対応のAndroid 4.4.4スマホ。防水・防塵・耐衝撃対応のジュニア向けモデル。
・GRATINA 2(京セラ製、2015年2月上旬発売予定)
3.0インチWQVGA(400×240)IPS液晶、808万画素カメラ搭載の搭載の防水・防塵・耐衝撃フィーチャーフォン。バッテリー容量はフィーチャーフォンとしてはかなり大容量にあたる1020mAh。
・Speed Wi-Fi NEXT(Huawei製、2015年1月下旬発売予定)
◆機種変更優遇の「アップグレードプログラム」や2015年版「auの学割」提供も
ついにauが機種変更優遇、18ヶ月ごとに残債無料で新機種を買える「アップグレードプログラム」開始へ
2015年「auの学割」「カケホとデジラ」なら最大2年間月々1,500円割引 さらに「auスマートバリュー」適用で最大2,910円もおトクに | 2015年 | KDDI株式会社
◆発表会の様子
まずは新CMキャラクターとして桃太郎を演じる松田翔太、浦島太郎役の桐谷健太、金太郎役の濱田岳が登壇。
いきなりトークセッションが実施されました。
「新しい英雄au」のCMに出演する松田翔太、桐谷健太、濱田岳トークセッション@2015年au春モデル発表会 - YouTube
続いては昨年の冬モデル発表会の際にお披露目された「au VoLTE」の画面シンクのデモに。
au VoLTEの画面シンクデモ - YouTube
そして端末発表。INFOBAR A03の登場です。
INFOBAR A03イメージムービー - YouTube
AQUOS SERIE mini、BASIOといったVoLTE対応モデルの発表が続き……
18ヶ月周期で機種変更できるようになる新サービス「アップグレードプログラム」スタートへ。
キッズ向けの本格スマホ「miraie」も発表されました。
ある意味春モデル発表会の目玉となったAndroidガラケー「AQUOS K」は特別割引も。
コンセプトモデル多め、個性派揃いとなった春モデルです。
もちろんauの学割も1月21日(水)からスタート。
学割CMも「新しい英雄」を起用。
2015年版「auの学割」CMは新しい英雄仕様に - YouTube
新生活応援キャンペーンとして、au WALLETポイント増額も行われます。
◆質疑応答
日経新聞川田:
現状のスマホ比率が52%で、8割程度まで引き上げたいということだが、シニアやジュニア向けのスマホを出さないと引き上げられない段階まで来ているのか。なぜ特別なプランまで用意してシフトさせていきたいのか。
田中社長:
今年度上期の終わりにスマホ比率が52%であることを告知させていただきましたが、高齢層など、かなりの数が残っていると考えている。なぜここまでターゲティングを明確にして料金や端末、サービスを打ち出さないといけないのかというと、シフトが鈍化しているため。
調査の中で課題が判明してきたため、「聖域なき商品開発」ということで、進めてきた。「スマホを使いたいけど使えない、ガラケーでいいんじゃないか」という人に対してのアプローチや、悪ノリしてガラホを提供することで、ユーザーが乗り換えやすくしたい。料金を引き下げたのは高いと障壁があるため。
今まで「特別な料金を作ったら減収するのではないか」という意見もあったが、面白いことをするということを優先した。
フリーランス石野:
AQUOS Kを出す一方で、従来のフィーチャーフォンも新しく出していますが、KDDIとしては今後Androidに一本化するのか、併売していくのかを教えて欲しい。Firefox OSなども提供しているが、Androidに絞った理由は?
田中社長:
本音の回答としては、2点ともどうするのか決めていない。今後の状況次第。Firefoxについては海外でフィーチャーフォンに採用しようとする試みがある。我々は新しいスタイルを打ち出して、ユーザーの声を聞いた上でオープンに進めていきたい。ユーザーが求めないものを強く押していくスタイルは「新しい自由」にそぐわないと考えています。
時事通信橋本:
なぜいままでジュニア・シニア向けを出してこなかったのか。他社との違いは?
田中社長:
調査を重ねて何度も何度もプランをアップデートしてきたのが本音でございます。「何故出さないのか」「今でしょ」というタイミングです。
プロダクト企画本部 本部長 小林:
シニアの方がお困りの所を改善していこうということで作っていった。スマートソニックレシーバーはお客さまの耳の状況によって3種類設定できる。カメラを使いたい方のために、1300万画素のカメラを採用した。
「携帯電話を落とす」という声もあったので、耐衝撃性能も付けさせていただいた。差別化要素を求めて差別化していったのではなく、お客さまの求めるものを付ける結果、差別化された形。
ジュニアスマホは今まで制限することがメインだったが、アプリに関しても自由に使っていけるようにさせていただいた。しかし不適切な言葉については、ちゃんと通知してくれる。防犯ブザーを押すと周りの場所をカメラで自動で撮影して送信する仕組み。
フリーランスのモバイルプリンス:
AQUOS KはVoLTEに非対応だけど、技術的なハードルのせい?ユーザー層を考えてそうした?
小林:
私どもとしてはVoLTE対応を進めていきたいけれども、ネットワークの機能が相まってできているのが現状。ネットワークを作りながら端末を開発していたため、開発期間が長い機種についてはVoLTE対応を見送るケースがあった。
ネットワークが完成したため、今後はVoLTE対応を進めていく。
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