BSデジタル放送や110°CSデジタル放送などの有料チャンネルも見放題とされる、「B-CASカード」の海賊版「BLACKCAS」と呼ばれるカードが大々的に販売されたことを受けて、総務省が調査を開始、放送局が共同声明を発表、さらにユーザーも損害賠償請求の対象とされるなど、大騒動に発展しつつある中、今度は安価な「WHITE-CASカード」が発売されることが告知されました。
詳細は以下から。
WHITE-CAS.com - 無料でテレビが見放題!暗号解読版B-CASカード
「WHITE-CASカード」の公式ページによると、同カードはテレビなどに挿入することでB-CASカードと同じ効果を発揮するとともに、合計89チャンネルのBS 、CS110度デジタル放送、スポーツセレクションを含む「スカパー!e2」 全チャンネルに加え、地上デジタル放送難視聴地域対策放送を半永久的に視聴可能になるという、基本的にBLACKCASカードと同じ機能を持つもの。
対応機器はすべてのBSと110度CSデジタル放送受信機器とされており、製造メーカーやモデル番号、機種、機器を問わず利用可能。アップデートにも対応しており、アフターサービスは1年間および無償交換保障が付属。商品到着から2週間以内であれば完全返品にも対応するとしています。
ちなみに気になる価格はBLACKCASが4万9800円であるのに対して、WHITE-CASカードは先着500枚限定であるものの、1万9800円で3月24日19:00から販売予定。商品は台湾ではなく、韓国の仁川広域市から個別発送されるとのこと。
まさにいたちごっこの様子を呈しており、「なんだかなあ……」という言葉が口を突いて出てきそうな状況ですが、今回も購入者は殺到するのでしょうか。なお、購入にあたっては自己責任となることを念頭に置いておいた方が良さそうです。
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安価に有料チャンネル見放題の「WHITE-CASカード」、販売ページと発売日時が急遽変更される
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