「使いすぎると通信速度がガッツリ落とされるデータ通信無制限プラン」という、どこかで聞いたようなサービスを提供していたアメリカの携帯電話会社・スプリントが、FCC(アメリカ連邦通信委員会)によって、サービス内容を改めさせられました。詳細は以下から。
An Early Net-Neutrality Win: Rules Prompt Sprint to Stop Throttling - WSJ
ウォールストリートジャーナル紙の報道によると、アメリカ連邦通信委員会がネットの中立性を担保するための新ルールを導入した結果、スプリントがサービス内容を改めざるを得なくなったそうです。
スプリントは携帯各社がデータ通信サービスを定額制から従量制へと移行する中、データ無制限プランを顧客の獲得を進めていますが、回線が混雑している場合、通信量の多いデータ無制限プランユーザーの通信速度を断続的に規制していたとのこと。
しかし新たなルール導入を受け、スプリントは念のために通信速度制限を撤廃せざるを得ない状況になったとされています。
ちなみにスプリントのデータ無制限プランのページはこんな感じ。ごくごく小さい文字で「ほかの(従量課金)プランに優先的にネットワーク資源が割り当てられ、同プラン利用者は速度などが制限される場合がある」と書かれていますが、このような表記の仕方を見ていると、日本でもアメリカでもやり方は変わらない気がしてなりません……
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