【追記あり】まるで自分を写す鏡、現代社会の闇をえぐり倒したSteve Cuttsのダークで皮肉なイラスト作品


現代社会とはどんな場所なのか。目を背けたいほどに雄弁に語るイラスト作品が登場しました。

ロンドン在住のSteve Cuttsさんはイラストレーターでアニメーター。かつてマクドナルドに就職するか、ファインアートを学ぶかという岐路に立たされ、後者を選んだという経歴を持ち、今回のイラストを発表する前は広告代理店のGlue Isobarで働いていました。

Cuttsさんが描き出していくのは気づかぬうちに忍び寄り、私たちを蝕んでゆく現代社会の闇や病理。当たり前の毎日に、私たちが当たり前にやっていることに実はどんな意味があるのか、もしくはその意味も幻想なのか。このイラストのどこかにあなた自身が描かれているかもしれません。じっくり探してみてはいかがでしょうか。

Cuttsさんは「人間の愚行は尽きる事無きインスピレーションの源泉だ」と述べていますが、さすがイギリス流ブラックジョークといったところでしょうか。

【追記】
なお、このSteve Cuttsさんは以前ネット上で大きな話題になった以下の動画の作者でもあります。人類の愚かさの歴史がグリーグの「ペール・ギュント:第1組曲 『山の魔王の宮殿にて』」のリミックスに合わせて展開されるこの上なくダークな作品で、可愛らしい絵柄とエグすぎる内容のコントラストを覚えている人もいるかもしれません。イラストにピンときた方はぜひどうぞ。

Vimeo MAN

The Sad Truth About Today’s World Illustrated By Steve Cutts Bored Panda

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