落雷で流出したウィスキーが炎の竜巻となって魚たちに襲いかかりました。詳細は以下から。
アメリカ合衆国ケンタッキー州にあるバーボンウイスキーのジム・ビームの工場。2003年のとある日にここを嵐が襲い、工場の貯蔵庫に雷が落ちるという事故が発生しました。
この落雷によってなんと300万リットルにも及ぶウイスキーが流出して貯水池に流れ込みましたが、落雷の影響で引火、強い風と雨などの条件が一致し、炎の竜巻が発生してしまいました。その高さは最大で30mにも及び、林を焼く火事も発生。
この流出したウィスキーは近くの小川にも流れ込み、そこに住む魚を大量死させてしまっています。ジム・ビーム側はこの河川の汚染に関して320万円近い賠償問題をも抱え込むことになったとのこと。現場の動画は以下から見ることができます。
AMAZING FOOTAGE TOWERING TORNADO Hit The Lake of Flaming Alcohol in Kentucky - YouTube
天災とはいえ、まさに踏んだり蹴ったりの状況。なお、ジム・ビームは2014年にサントリーホールディングスが総計160億ドルで買収しています。
【追記】
この「炎の竜巻」は最近発生したものではなく、2003年に起きたもの。以下リンク先のThe Wheather Channelが今年9月3日に動画をアップロードしたことを受けてThe Indipendent紙やDaily Mail紙のネット版などを通じて拡散、世界的にバイラルしています。昨今に起きたものとミスリードさせる可能性があるのご指摘を受け、追記及び修正を行いました。
VIDEO Firenado After Lightning Strike at Jim Beam Warehouse
・関連記事
間一髪、至近距離での凄まじい落雷を捉えた動画 | BUZZAP!(バザップ!)
これは映画ではない、自宅で竜巻の直撃を受けながら撮影したあまりに生々しい動画 | BUZZAP!(バザップ!)
世界各国の1人当たりの飲酒量を図表にするとこんなことに | BUZZAP!(バザップ!)
ハラル認証でイスラム教徒も飲める、世界初のノンアルコールウィスキー「Arkay」 | BUZZAP!(バザップ!)
パンツの中にお酒を隠し、股間から直に注いで飲める究極のボトル | BUZZAP!(バザップ!)