KDDIが一般的なマンションタイプの光回線(100Mbps)の100倍にあたる、10Gbpsという超高速な「auひかり」を旗艦店舗「au SHINJUKU」に導入し、デモを実施しています。詳細は以下から。
これが今回、10Gbpsのauひかりが導入されたau SHINJUKU。
ショールーム的な位置付けだった原宿の「KDDIデザイニングスタジオ」に代わって立ち上げられた店舗で、実際に端末などを購入することも可能です。
これが本日から実施されている10Gbps版「auひかり」のデモ。
4Kをさらに上回る8K(7680×4320)映像のストリーミング配信が行われていました。映像のデータ量は100Mbps前後ですが、安定してストリーミング配信を行うには、実際にはもっともっと太い回線が必要となります。
実際の8K映像。
画面に思いっきり近寄っても、細部のディテールが失われません。
動画で見れば分かりやすいかもしれません。
ブースでは大阪・海遊館の360度映像をダウンロードしてタブレット端末でグルグル眺めてみるデモや……
実際に通信速度を測定できるデモも。
通信速度を計測している様子はこんな感じ。
実効速度は上下とも7~8Gbpsに達していました。ちなみにこれは隣で行われている動画ダウンロードデモや、8Kストリーミング再生デモに割かれる帯域を除いた通信速度。通信内容に応じた通信品質を確保する「QoS」によって、さまざまな通信が行われている中でも、最高のパフォーマンスをはじき出してくれます。
なお、KDDIは商用サービスに向けた実証実験のため、10Gbpsのauひかりをau SHINJUKU内で展開する「au Wi-Fi SPOT」のバックボーンに採用。バックボーンによっては速度が出ないこともある携帯電話会社のWi-Fiですが、ここのWi-Fiはひと味違うようです。
ブースで公開されている、10Gbpsのすごさが一目で分かる映像はこちら。
なぜかチロルチョコをもらってしまいました。
ちなみに下り最大10Gbpsの光通信サービスは今年6月にSo-netが「NURO 10G」として東京都、神奈川県の一部エリアで展開済み。しかし同サービスは下り最大10Gbps、上り最大2.5Gbpsの非対称型であるのに対し、auひかりは上下ともに最大10Gbpsの対称型となっている点が大きな特徴です。
ついに4K動画を撮影できるだけでなく、4Kディスプレイを搭載したスマホが登場するなど、携帯電話が扱うデータサイズは大きくなり続ける一方ですが、いずれはユーチューバーなどが高速回線を用い、4K画質での生放送などを行う日が当たり前となるのでしょうか……?
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