世界初の3Dプリント甲羅がカメに送られました。詳細は以下から。
とある山火事で前足を火傷し、85%もの甲羅を失ったリクガメが発見されました。フレディと名付けられたそのカメを救おうと、獣医、デザイナー、歯科医、アーティストらのボランティアグループが世界初の試みに挑みました。
ブラジルのサンパウロを拠点に活動する動物保護ボランティアグループ「The Animal Avengers」のメンバーらは火傷をしたフレディの甲羅を3Dプリンタで新たに作り直すことにします。
メンバーのひとり、デザイナーのCicero Moraesさんはフレディの3Dコンピュータイメージから新たな甲羅をデザインします。
そして、そのデータから歯科医のPaulo Miamoto博士が3Dプリンタを用い、4つのパーツに分けて実際に作成。
そのままだと真っ白なので、メンバーのアーティストが甲羅に模様を手描きします。
こうしてフレディは世界初の3Dプリント甲羅を身につけ、元気に暮らすことができるようになりました。
動画はこちらから。
Tortoise Gets Hand-Painted 3D Printed Shell After Surviving Forest Fire - YouTube
既に脳外科手術で頭蓋骨をプリントすることもできるようになっている3Dプリント技術。もはやどこか遠くにある最先端技術ではなく、より身近なツールとして新しいアイディアを盛り込みながら使っていく段階に入りつつあるのかもしれません。
Injured Tortoise Receives World’s First 3D Printed Shell Bored Panda
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