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不条理小説の代表作として世界的に評価されるカミュの「異邦人」。本人による朗読です。
「きょう、ママンが死んだ」という有名なフレーズから始まるアルベール・カミュの「異邦人」。人間存在の不条理を描き出す不条理小説の世界的な代表作として日本でも広く知られています。
この「異邦人」の冒頭部分をカミュ本人が朗読しています。彼は何を思いながらこの小説を書いたのでしょうか?
母が死んでも特別な感慨を抱かず、普段と変わらない生活を送り、些細なトラブルから名前も知らないアラブ人に何発もの銃弾を撃ち込んで殺害する主人公のムルソー。彼は裁判で「太陽のせいだ」と証言し、死刑台に送られることとなります。
刊行された1942年に人間存在の不条理を描き出して脚光を浴びたこの作品は、テロと排外主義の吹き荒れる2016年という現代において何を意味することになるのでしょうか?
Hear Albert Camus Read the Famous Opening Passage of The Stranger (1947) _ Open Culture
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