HDDを密閉し、空気の7分の1の密度というヘリウムで満たすことで発熱や消費電量を抑えたハードディスクを2013年に発表したHGSTが、Inter BEE 2016で中身を披露していました。詳細は以下から。
これがHGSTが販売しているヘリウム充填タイプのHDD。
ヘリウムで満たして熱を抑えたことで、通常のHDDよりも多い7枚のプラッタで構成できるようになったため、消費電力を抑えつつ大容量化することが可能になりました。
横から見るとプラッタの密集っぷりに驚かされます。
ヘリウムが漏れないよう完全にシールドされているため、液体漬けにしてもちゃんと動作します。なお、水槽を満たしている液体はショートする心配がないもので、システム全体を簡単に液冷化してしまうことができるわけです。
2時間動作させたにもかかわらず、HDD本体の温度は30度。これなら熱によるHDD本体へのダメージも少なくて済むわけです。
なお、実際に液体漬けのHDDが動作しているムービーはこんな感じ。
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