GoogleがLGに対し、スマホやタブレット向け有機ELディスプレイで巨額投資を行うことが明らかになりました。詳細は以下から。
韓国メディア「ETnews」が4月7日に行った報道によると、自社ブランドスマホ「Pixel」シリーズの新機種に採用するフレキシブル有機ELディスプレイのために、GoogleがLGディスプレイに1兆ウォン(約964億円)規模の設備投資を行う意向を表明したそうです。
これは複数の業界関係者が明かしたもので、LGにとっては数兆ウォン規模になる莫大な設備投資の負担を減らすことができるメリットがあるとのこと。
GoogleはAppleと異なり、具体的な技術仕様を要求するなど製造ラインを自社製品専用に設計させるつもりは無いものの、有機ELパネルを安定して供給させるべく、優先順位を設定する方針。
背景にはGoogleが昨年発売した初代「Pixel」2機種が、好評とは裏腹にパネルの供給不足で品薄が続き、出荷台数が伸び悩んだことが挙げられています。
なお、LGディスプレイはE5、E6と呼ばれる製造ライン建造を進めており、1兆5000億ウォンを投資したE5は当初の計画よりやや遅れた2017年第3四半期、1兆9990億ウォンを投資したE6は2018年稼動を目標にしています。
このようにLGディスプレイにとって渡りに船といった感のあるGoogleからの投資。一方で有機ELパネルで出遅れているシャープの株価が、年初来高値となる504円を記録した4月3日から、わずか1週間で365円にまで下落しています。
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