今年登場すると目されるAppleの新型スマートフォン「iPhone 5(仮)」に対して、ソニーがディスプレイを供給する見通しであることが明かされました。
Taiwan losing race for thinner touch-panel technology - Taipei Times
台湾メディア「台北時報(Taipei Times)」が報じたところによると、調査会社「IHS Displaybank」のシニアアナリスト、呉善同氏がソニーモバイルディスプレイがタッチセンサーをカラーフィルターの内側に組み込むことで、従来よりもタッチパネルを薄くすることが可能になる「インセルタッチ方式」の液晶ディスプレイを2月からiPhone 5向けに量産開始していることを明かしたそうです。
また、ソニー以外にもiPhone 5向けディスプレイの供給メーカーにはシャープと東芝、そしてLG電子の3社が内定しており、それぞれが今月末までに液晶ディスプレイの量産を開始する予定だと呉氏はコメント。
「台北時報」のお膝元である台湾の大手液晶メーカー、AUO(友達光電)は同様の液晶パネルを今年の第3または第4四半期まで量産する予定は無く、Chimei Innolux(奇美電子)にいたっては年内に生産する予定が無いなど、日本・韓国メーカーと比較して劣勢に立たされていることも明かされています。
Likely next-generation iPhone with 3.999-inch display, 1136 x 640 resolution in testing (updated: more decimals) | 9to5Mac | Apple Intelligence
なお、iPhone 5に搭載される予定のディスプレイについて、大手Apple情報サイト「9to5Mac」が報じたところによると、従来の3.5インチ「Retina Display(960×640)」よりも大型・高解像度となる、3.999インチの新型ディスプレイ(1136×640)が搭載される見込み。確定情報ではありませんが、事実であれば今までのiPhoneのデザインが大きく刷新されることになりそうです。
新型ディスプレイを搭載したiPhone 5のイメージ画像(左)。従来モデル(右)と比較してスリムになっている印象があります。
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