多くの近眼の人にとってメガネやコンタクトレンズは常に着用・装用していないといけない、わずらわしいものですが、寝ている時に装用するだけで視力を改善できるコンタクトレンズ「ブレスオーコレクト」が発売されました。
これによって起きている間、裸眼で生活することが可能になります。
角膜矯正用コンタクトレンズ ブレスオーコレクト の発売について | TORAY
東レのプレスリリースによると、メガネやコンタクトレンズ、レーシックなどの屈折矯正手術に続く「オルソケラトロジー治療(近視や近視性乱視の患者が寝る時にレンズを装用することで角膜形状を変化させ、裸眼視力を改善させる治療法)」用のレンズとして、「ブレスオーコレクト」が全国の眼科施設に対して新たに販売開始されたそうです。
「ブレスオーコレクト」は近視および近視性乱視で、日中に裸眼での生活を望んでいるものの、レーシックなどに抵抗があるユーザー向けに開発されたレンズで、従来の視力補正用コンタクトレンズと異なり、レンズの内面に角膜の形状を扁平化させる4つの特殊なカーブを採用。
メカニズムはこんな感じ。ブレスオーコレクトを就寝時に着用すると角膜前面が扁平化され、焦点が網膜上で結ばれることで、像がはっきり見えるように。また、レンズをはずしても一定時間角膜前面の形状は維持されるため、日中は裸眼視力が改善されます。
また、すでに海外で発売されている同様のレンズと異なり、欧米人と比較して中心部に突出の少ない「球形角膜形状」が多いとされる日本人に適したデザインに加え、就寝時でも安心して装用できる高い酸素透過性や、しなやかで割れにくい「やわらか素材」が採用されています。
研究・開発を行ったユニバーサルビューが公開している実験データ。装用開始時の裸眼視力の平均は0.22でしたが、装用開始すると1.4程度まで視力が改善。装用終了(52週目)後は扁平化されていた角膜の形状が元に戻るため、裸眼視力が装用開始時の水準に徐々に戻っていきます。
なお、以下の製品情報ページでは、さらなる詳細をチェックすることができます。
ブレスオーコレクト - トップページ
売り上げランキング: 11735
・関連記事
「脱法ドラッグ」など64種類を厚生労働省が写真付きで公開、詳細な成分分析も | BUZZAP!(バザップ!)
不食を実践し、太陽光のみで生きようとしたスイス人女性が餓死 | BUZZAP!(バザップ!)
【閲覧注意】赤く燃える炭や蛍光灯を食べる驚くべきインド人、その理由とは? | BUZZAP!(バザップ!)
中国で「セックス」「神」「不死」などの誤解を招く言葉の健康用サプリへの使用が禁止へ | BUZZAP!(バザップ!)