通話もテザリングも定額で月額5195円、「GS03」は「WX04K」よりお買い得か



Galaxy S III SC-06D」「HTC J ISW13HT」などの正統派ハイエンドモデルやジョジョコラボの「L-06D JOJO」などのユニークさが売りのモデル、通話定額を売りにした「DIGNO DUAL WX04K」など、携帯電話各社が2012年夏モデルを発売する中、発表会当日にお届けできなかったイー・モバイルの2012年夏モデル「GS03」のレビューを今さらお届けします。



これが6月14日に発売された「GS03」。「OMAP4460(デュアルコア、1.5GHz)」や130万画素前面カメラを搭載したイー・モバイル初のAndroid 4.0スマートフォンで、下り最大21Mbps、上り最大5.8MbpsのHSPA+通信に対応しています。


明るい屋外でも写真や動画を美しく高精細に表示できる4.3インチQHD(960×540)スーパー有機ELディスプレイを搭載。広視野角なため、急な角度から見てもキレイに見えます。


ホーム画面とメニュー画面をひたすらにスクロールして見たところ。レスポンスは悪くなく、無茶な指の動きにも付いてきてくれる格好です。

GS03のホーム画面とメニュー画面をひたすらスクロール - YouTube


トップ画面にはワンタッチでテザリング可能な「Pocket WiFi」ウィジェットをプリインストール。バッテリー容量は1650mAhで、最大8台の無線LAN対応機器から最大6時間(360分)のインターネット接続を追加料金不要で利用可能です。


ウィジェットをワンタップするだけでテザリングが可能に。

GS03のPocket WiFiウィジェット - YouTube


「マジック3D」と呼ばれる独自UIを採用しており、画面ロックもカスタマイズ可能。


背面にはフルHD動画の撮影も可能な800万画素カメラを備えています。



上部にUSIMスロット、microUSB端子、ヘッドホン端子を備えています。


最薄部は7.9mm。重さは約110グラムの薄型・軽量モデルです。


全体的にハイエンド~ミドルレンジあたりに位置しており、赤外線やワンセグなどの国内向け機能が無いことを除けば悪くないスペックの「GS03」ですが、以前もお伝えしたように、最も魅力的なのはその利用料金。

まずは本体価格。「シンプルにねん」契約では4万8840円、初期費用を安くする代わりに月額料金が上がる「シンプルにねん+アシスト2000」契約では100円です。


そして月額利用料金。「スマートプラン(シンプルにねん)」契約時は1100円の月額割が適用され、月額3795円で利用可能に。6月1日から実施される月額割増額の対象となる「スマートプラン(シンプルにねん+アシスト2000)」契約では、月額5380円で利用できます。


また、イー・モバイルは自社の携帯電話への通話およびSMS送信が無料になるほか、他社携帯電話、PHS、IP電話含む固定電話への1回あたり10分以内の国内通話が月300回まで無料となる「通話定額オプション」を月額1400円で展開中。つまり同オプションを契約すればテザリングを含むデータ通信が使い放題な上に、他社携帯電話とも定額で通話できるようになるというわけです。

通話定額オプション - 料金プラン | イー・モバイル


以下は「通話定額オプション」適用時の月額料金。「スマートプラン(シンプルにねん)」の場合、月額5195円で音声通話もデータ通信も定額に。

・スマートプラン(シンプルにねん)
4580円(基本使用料)+315円(EMnet)+1400円(通話定額オプション)-1100円(月額割)=5195円

・スマートプラン(シンプルにねん+アシスト2000)
6580円(基本使用料)+315円(EMnet)+1400円(通話定額オプション)-1515円(月額割)=6780円

ただし「GS03」の本体価格を考慮した場合、月額料金は上がるものの、24ヶ月トータルの利用料金は「スマートプラン(シンプルにねん+アシスト2000)」の方が安いということに。なお、これらの利用料金には別途ユニバーサルサービス料金や新規契約時の事務手数料などがかかります。

スマートプラン(シンプルにねん):48840円(本体価格)+5195円×24ヶ月=17万3520円
スマートプラン(シンプルにねん+アシスト2000):100円(本体価格)+6780円×24ヶ月=16万3520円


高性能でテザリングも通話も定額、利用料金も他社と比較して安価であることから、他社のハイエンド~ミドルレンジスマートフォンに加え、特に月額6755円で通話定額、テザリング非対応の「DIGNO DUAL WX04K」と比較しても、選択肢として悪くない感のある「GS03」。

ちなみにイー・モバイルはNTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルと比較して帯域制限の実施要件が非常に緩いため、使いすぎを心配する必要があまり無い点も、人によっては大きなメリットとなりそうです。

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