イー・モバイルに初の「プラチナバンド(700MHz帯)」割り当て決定、NTTドコモとKDDIも

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総務省がNTTドコモとKDDI、イー・モバイルに電波のつながりやすい「プラチナバンド」と呼ばれる700MHz帯を割り当てることを発表しました。

これにより唯一プラチナバンドが割り当てられていなかったイー・モバイルが、ついにプラチナバンドを獲得したことになりますが、さっそく喜びのコメントを発表すると共に、人口カバー率を99%に引き上げるなどの所信を表明しています。



総務省|3.9世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定

総務省の報道発表資料によると、2015年から第3.9世代携帯電話(LTE)向けの周波数帯として携帯電話会社に割り当てが行われる700MHz帯について、NTTドコモとKDDI、イー・モバイル(イー・アクセス)の3社に10MHzずつ割り当てることを決定したそうです。

割り当ての内訳。イー・アクセスにHighバンド、NTTドコモにMiddleバンド、KDDIにLowバンドが割り当てられています。

イー・アクセス株式会社 :793MHzを超え803MHz以下
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ :783MHzを超え793MHz以下
KDDI株式会社/沖縄セルラー電話株式会社 :773MHzを超え783MHz以下


(PDFファイル)3.9世代移動通信システムの普及のための特定基地局の 開設計画の認定に係る審査概要 ~773MHzを超え803MHz以下の周波数を使用する特定基地局~

なお、700MHz帯は報道やスポーツ中継などの放送事業に利用される「FPU」や各種興行・スタジオなどで利用されるワイヤレスマイク「ラジオマイク」などが利用していますが、イー・アクセス、NTTドコモ、KDDIの3社は終了促進措置に1500億円を負担可能で、設備投資にそれぞれ1439億円、2358億円、2579億円を投じるとする「特定基地局の開設計画」を総務省に提出。

MVNOを利用して他社に回線を提供していることや、割り当てられた周波数幅に対する契約数の割合、プラチナバンドを割り当てられているか否か……といった部分を加味した審査が行われた結果、今回の割り当てへとつながったことが上記の資料で解説されています。

ちなみに2012年3月末時点での、割当周波数1MHzあたりの契約数はこんな感じ。逼迫度合いはNTTドコモとKDDIが非常に高いものの、すでに800MHz帯の「プラチナバンド」が割り当てられている2社に対して、イー・アクセスが唯一割り当てられない形となっていました。

イー・アクセス:13.39万契約(402万契約/計30MHz)
NTTドコモ:42.95万契約(6013万契約/計140MHz)
KDDI:39.01万契約(3511万契約/計90MHz)


また、今回の割り当てを受けてイー・アクセスは声明を発表。700MHz帯は従来の1.7GHz帯と比較して効率的に幅広いエリアをカバーできるため、地方や郊外でもLTEのサービスエリア拡充を積極的に図ることで、早期に全国の人口カバー率99%を目指すほか、LTE上でパケット通信を利用して音声サービスを実現する「VoLTE(Voice over LTE)」などの先進的なサービスも積極的に提供していくとしています。

(PDFファイル)700MHz帯開設計画認定の答申に対するコメント

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