最もスマートフォンがつながりやすい携帯電話会社はKDDIに、イー・モバイルも善戦

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NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの携帯電話4社を対象とした調査によって、「最もスマートフォンがつながりやすい携帯電話会社」がKDDIになったことが明らかになりました。



トピックス2012年5月28日 | ICT総研 市場調査・マーケティングカンパニー

情報通信技術分野の市場調査などを手がける「ICT総研」によると、同社は2012年5月15日から22日にかけて、スマートフォンのつながりやすさ・切れにくさに関する実測調査を実施したそうです。

これは従来の通信速度に重点を置いた定点観測的な電波調査では電波状況の実態が完全に把握できたとは言えないことを受けたもので、面的なエリアカバー状況の実態を把握することに加えて、「ユーザーニーズが高いのにつながりにくいと思われている場所」の電波状況を把握することが目的。調査結果は以下となっています。

まず混雑時間帯(17:00~21:00)の山手線や近郊3路線(東海道線・中央線・宇都宮線)、および新幹線での電車移動中の切れにくさ。KDDIがトップとなり、NTTドコモも近郊3路線以外ではKDDIに並んだほか、イー・モバイルの都市部での強さが浮き彫りに。


電車移動中のデータ通信の切れにくさではイー・モバイルが山手線および近郊3路線でトップに輝き、ソフトバンクモバイルも山手線エリアで善戦。近郊3路線や新幹線ではKDDIが安定しています。


高速道路移動中の音声通話の切れにくさ。首都高および東北・中央・東名高速でNTTドコモがなんと100%を獲得し、断トツのトップに。続いてはKDDIがほぼ僅差でランクインし、イー・モバイルとソフトバンクモバイルが並びました。


音声通話とは打って変わって、データ通信の切れにくさはKDDIが首位。東北・中央・東名高速ではNTTドコモとKDDIが並んでトップです。


そして実際の利用シーンで大きく影響すると思われる、「ビル地下の喫茶店でのつながりやすさ」はこんな感じ。KDDIが他社を圧倒してエリア整備の強さを見せつける結果に。NTTドコモがKDDI同様、「プラチナバンド」と呼ばれる800MHz帯を利用した通信サービスを展開しているにもかかわらず、このような結果となった点はなかなか興味深いのではないでしょうか。


なお、ユーザーに対して行った「つながって欲しいのに、いつもつながりにくい場所」の調査結果。地下や建物の奥、山岳地帯、高速道路などが上位にランクインしており、今後携帯電話各社の整備が必要な場所が浮き彫りに。


ソフトバンクモバイルが7月25日からNTTドコモ、KDDIと同じ「プラチナバンド」と呼ばれる900MHz帯でのサービス展開を開始するなど、今後も「つながりやすさ」をめぐる戦いが繰り広げられると目される携帯電話業界。

次世代通信規格への移行による通信速度の向上も大事ですが、「どこでも使える」という部分はユーザーの使い勝手に直接影響するため、今後に大いに期待したいところです。

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