各種通信機器の主要部品が致命的な品薄に、納期は「最大1年以上」でパソコンなどの価格高騰も


世界的な半導体不足でパソコンやタブレット、各種部品の値上がりや品薄が続く中、さらに頭が痛くなるような話題が出てきました。詳細は以下から。

大手部品メーカー関係者によると、通信インフラ向け半導体製品などを手がけるBroadcomがネットワーク通信機器向けチップの納期が50週間に延長され、一部のチップについては1年以上かかる可能性があることを顧客に通知したそうです。

影響は5Gモバイルネットワーク、Wi-Fi 6、ブロードバンド、ネットワークスイッチなど多岐にわたる見通し。

背景には新型コロナウイルスの流行でテレワークやオンライン教育が急速に普及し、当初3~5年かけて交換が進むとみられていたネットワーク通信チップが一気に置き換わるようになったことが挙げられています。

なお、Broadcomのみならず競合するMediaTekやRealtekも納期は「20~30週間以上」で、現在納品されているチップはすべて3~4ヶ月前に注文されたものとのこと。

部品不足は他の半導体製品の品不足と相まって、そのまま昨今のパソコンやタブレット端末の製品価格高騰につながっているとみられます。

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