下り最大14Mbpsのドコモ回線が月額1770円、「BIGLOBE 3G」の活用法を考えてみた


NECが運営する大手プロバイダ「BIGLOBE」がNTTドコモの回線を1770円という格安で利用できる「BIGLOBE 3G」を発表しました。

ただでさえリーズナブルな上に、ルーター本体が0円になるほか、自分で通信端末を用意すればキャッシュバックまで行われるという同サービスですが、その活用法を考えてみました。

詳細は以下から。



◆広いカバーエリアと安価な利用料金が特徴の「BIGLOBE 3G」

FOMA(R)データ通信を低料金で利用できる「BIGLOBE 3G」の提供を開始 | プレスルーム | NECビッグローブ株式会社

NECビッグローブのプレスリリースによると、同社は2月1日からNTTドコモから回線を借り受けるMVNO(仮想移動体事業者)として、新たにデータ通信サービス「BIGLOBE 3G」を展開しています。

「BIGLOBE 3G」は人口カバー率100%、下り最大14Mbps、上り最大5.7MbpsのFOMA回線を利用できるというもので、料金プランは2種類。2:00~20:00までに利用時間を限定した「デイタイムプラン」は月額1770円、24時間利用できる「スタンダードプラン」は月額2770円と、非常に安価なのが特徴。契約期間は2年間となっています。

また、2012年2月1日~2012年4月1日にかけて「BIGLOBE 3G」スタート記念キャンペーンが展開され、SIMカードとモバイルルーター「RS-CV0C」を申し込むと、モバイルルーターの本体価格が0円(通常価格1万6800円)で提供され、申込手数料(税込3150円)が無料に。

モバイルルーター「RS-CV0C」本体。下り最大7.2Mbps、上り最大5.7MbpsのFOMA通信に対応。バッテリー駆動時間は約4時間です。

SIMカードのみを申し込んだ場合、合計1万2000円のキャッシュバックが実施され、2ヶ月間以内の解約であれば契約解除料(税込9975円)が免除されます。

SIMカードはこんな感じ

ちなみに同サービスには利用者の公平を期するために、帯域制限が導入される予定。当日を含む直近3日間の通信量の合計が300万パケット(360MB相当)以上のユーザーについては、通信速度や通信量を制限または通信を一時的に切断する場合があるほか、ファイル交換(P2P)ソフトを利用できないという点があるので注意が必要です。

◆「BIGLOBE 3G」の活用法を考えてみた

このようになかなかリーズナブルな「BIGLOBE 3G」ですが、せっかくなのでルーターセットではなく、SIMカードのみを購入して活用する方法を考えてみました。デイタイムプラン契約で「外では高速なモバイル回線、家に帰ってからは自宅の固定回線」という使い方をすれば、うまく通信料金を抑えられそうです。

・PS Vitaで快適通信を実現
昨年12月に発売されたソニーの携帯ゲーム機「PS Vita」。NTTドコモが提供する980円で20時間通信できる「プリペイドプラン」や、3月1日から提供される月額1580円の「定額データプラン128K」は下り最大128Kbps、上り最大64Kbpsと、お世辞にも高速とは言いづらいのが現状ですが、「BIGLOBE 3G」では一気に高速になるというわけです。

・自分の好きなデータ通信端末を使ってみる
「RS-CV0C」よりも使い勝手のいいモバイルルーターが欲しいという場合、BUFFALOのFOMA対応ルーター「BF-01B」などを中古で購入してみる……という手もあります。ちなみに「BF-01B」の中古販売価格は2月2日14:00現在、安いもので1万円程度です。

・スマートフォンやタブレット
NTTドコモのスマートフォンやタブレットの中古端末を購入し、「BIGLOBE 3G」のSIMカードを挿入すれば、アプリの利用や快適なブラウジングなどを通常契約時よりも格安で楽しめるようになります。なお、「BIGLOBE 3G」は音声通話に対応していないため、フィーチャーフォンなどと組み合わせるのも良さそうです。

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