なにかがじわじわくる、ハゲ散らかしたおっさんがだらだら歌う脱力PVの正体は?


一見、自称ハゲたおっさんが滑舌悪げに歌っているだけの動画です。でも、見えないところから不思議とじわじわくるんです。2分間、黙って見てみてください。


Champin - YouTube




実はこの人はただのハゲたおっさんではなく、ネイザン・バーナット31歳)というアメリカ人の俳優兼コメディアン。「バスター・キートンを継ぐのは君だ!(You're the next Buster Keaton)」とまで評された人物です。醸しだされていた不思議ななにかは彼のオーラとでも言うべきものなのでしょう。

このPVでこそぐだぐだ感が満載ですが、他にもいろいろなPVやダンスビデオに登場しており、そちらではまさにプロといった華麗なダンスを披露しています。

いろいろなところで踊りまくるのが彼の作風なのでしょうか。そしてSkittles好き過ぎです。

Skittles Boom Box (Music by FantomenK) - YouTube


こちらなどはちょっとストーリー仕立てに。踊りまくりながら最後はパリにまで行ってます。

Yelle - Comme Un Enfant (Freaks Remix) - YouTube


こちらのものはアクション多め。すごくよくできてます。

Madeon - Pop Culture (Dance Video) - YouTube


また、彼は俳優であるため、Youtubeなどで見ることのできる作品の中でも様々なキャラクターを演じています。特筆すべきはキース・アピカリーというキャラで、「地上で唯一真にヴァーチャルボーイを愛する人物」として描かれています。どれだけ好きかというと、ヴァーチャルボーイスーツなるものを自作してしまうほど。

スーツがどんなものかは彼の「ヴァーチャルボーイソング」でたっぷりと御覧いただけます。

Virtual Boy Music Video (Music by FantomenK) - YouTube


そして彼はネオ・ジオのことも忘れてはいません。「ネオ・ジオソング」まで作っています。

Neo Geo Song (Music by FantomenK) - YouTube


どうも単なるキャラのネタとしてだけではなく、ネイザン・バーナット自身がかなりのゲーマーのようです。ヴァーチャルボーイスーツも実はネイザン自身がダンスコンテストの賞金をつぎ込んで作ったとのこと。愛がなくてはそこまではできないはずです。よりにもよってヴァーチャルボーイですから。

今後、日本にもコアなファンが増えそうな予感。ぜひともこのままの路線で突っ走ってほしいところです。

本人のHPはこちらから。
Nathan Barnatt

彼の作品は自身のチャンネルに山ほどアップされています。
nathanjbarnatt さんのチャンネル - YouTube


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