苦戦中の「PS Vita」が大幅値下がり、3G対応モデルは特に顕著に


昨年末に大々的に発売されたものの、対応ソフトの少なさもあって苦戦を強いられているソニーの新型携帯ゲーム機「PS Vita」ですが、3G対応モデルを中心に大幅に値下がりしていることが明らかになりました。



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大手価格情報サイト「価格.com」によると、2012年5月7日17:00現在、PS Vitaの3G/Wi-Fiモデルの初回限定版が希望小売価格(2万9980円)を6000円ほど下回る2万4000円で販売されています。

価格変動グラフはこんな感じ。3月ごろから値下がりし始め、3月下旬には2万3000円を記録。その後は2万4000円前後を推移しています。

なお、初回限定版は50万台限定で生産されたモデルで、下り128kbps/上り64kbps通信を100時間、下り14Mbps/上り5.7Mbps通信を3時間利用できる4980円の「プリペイドデータプラン 100h」と契約事務手数料(2100円)無料を同梱。さらにWi-Fi対応モデルにはないGPS機能が搭載されています。

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そしてWi-Fi対応モデルは2012年5月7日17:00現在、希望小売価格(2万4980円)を3000円弱下回る2万2295円。値下がり幅はあまり大きくなく、3G対応モデルと比較して1700円ほどしか変わらないため、買うなら3G対応モデルの方を選びたいところです。

3GおよびWi-Fi通信機能に加え、クアッドコアCPUおよびGPU、5インチの大画面有機ELディスプレイ、120fpsまたは60fpsのなめらかな動画撮影が可能な30万画素カメラ、6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)、3軸電子コンパス機能、背面タッチパネルを備えるなど、仮にスマートフォンで同様のスペックを実現しようとした場合、販売価格2万円台では到底不可能だと思われる高い性能を備えたPS Vita。

惜しむべきは肝心のソフトウェアのラインナップが不足しているという点ですが、今後はアニメ化も果たした人気RPGタイトルの要素追加版「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」などが発売される予定であるほか、無料の情報コンテンツ「週刊トロ・ステーション」や、無料通話ソフト「Skype」などの各種アプリを楽しめるというアドバンテージもあります。

また、上記の特徴以外にもPS3が地デジレコーダーになる「torne」や、先日発表されたHDD内蔵の3波対応録画キット「nasne」で録画した番組を持ち出して、発色が良く、視野角の広い有機ELディスプレイで快適に視聴することもできるため、「ゲームもできるデジタルアイテム」としてPS Vitaを購入してみるのも悪くないのではないでしょうか。

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