あのFacebookが10億ドル(約800億円)という大金で社員わずか13名のInstagram(インスタグラム)を買収したというニュースが先月話題となっていました。Instagramは無料の画像共有アプリで、iPhoneやAndroid端末で撮影した画像を簡単な手順でより良く編集し、それを同サービス内や他社のSNSで共有できるというもの。日本にも多くのユーザーがいますが、そのInstagramが本物のカメラになるとかなりいい感じです。
Welcome Instagram Socialmatic Camera! ADR Studio
これは“Instagram Socialmatic Project”というプロジェクトのコンセプトデザイン。「10億ドル(約800億円)もあったら本物のカメラが作れちゃうよね」という発想からスタートしています。
機能的にはこんな感じ。盛りだくさんながらもなかなか現実的です。
・16GBの大容量記憶装置
・無線LANとBluetooth
・4:3のタッチスクリーン
・2つのメインレンズ(通常のレンズと、3Dフィルタ、ウェブカムラアプリケーション、QRコードの読み取りなどに使用するレンズ)
・光学ズーム
・LEDフラッシュ
・撮影した画像を印刷するための内蔵プリンター
・専用紙カートリッジ
・4色の専用インクタンク
・FacebookやInstagramアプリケーションのためのInstaOs 1.0
ケースに入った状態。
開けました。本体はまさにInstagramのアイコンを具現化したかのよう。右にあるのは専用紙カートリッジです。
4:3のタッチスクリーンで簡単操作。撮影した画像を加工して直接Facebookにアップすることもできます。
内蔵プリンターからポラロイドカメラのように印刷することも可能です。
側面にはインクスロット。
反対側にはプリンターエリア。
天面にはズームボタンとショットボタン。
正面にはレンズとLEDフラッシュ。
底面にはペーパーカートリッジスロット。
印刷した写真の右上には撮影者のInstagramニックネームとQRコードが付属するので、写真を見た他のユーザーはそこからアクセスして簡単にフォローをしたり「いいね!」を押せるというわけ。さらに、下側には記入スペースもあるので、写真を見た人がコメントを書いたり、自分自身が写真の題名を書いておいたりしてもOKです。
また、専用紙には付箋紙のように接着剤がついており、ペタペタと町中に貼りまくることで現実に写真を共有できます。
この“Instagram Socialmatic Project”はInstagramの良い点をそのまま本物のカメラで再現しています。しかし、あくまで現在はコンセプト段階に過ぎません。2013年の夏にはプロトタイプを完成させるそうなので、是非とも実際に発売して欲しいものですね。
毎日コミュニケーションズ
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