レバ刺しファンの皆様、無事にレバ刺し納めはできましたか?本日から牛レバ刺しの販売がついに禁止されてしまいました。本当に今後あの味は食べられなくなるのでしょうか?以前から規制後の代替品として噂されていたこんにゃく製の擬似レバ刺し、マンナンレバーを試食してみました。
今回の牛レバ刺し販売禁止騒動では、抜け道の話題に事欠かず、「カルパッチョなどの名目で『調理済み』として提供できるのではないか」、「焼肉屋で焼きレバー用として生のまま出して勝手に客が食べてしまうなら問題ないのではないか」など、まことしやかに囁かれています。
そもそも今回規制されたのはあくまで牛のレバ刺しなので、豚や鶏などのレバ刺しは規制対象外となっており、牛にこだわらなければ(安全性の議論は別ですが)レバ刺しを食べることはできます。
しかし、これから始まる暑い季節、食中毒の危険もやはり無視はできません。そんな中で話題に登り、売上がこの1年足らずのうちに40倍にもなっている、こんにゃく製の「マンナンレバー」。この擬似レバ刺しは全てのレバ刺しファンのための代替品となりうるのでしょうか?実食レビューします。
こちらが噂のハイスキー食品、「マンナンレバー」の20枚入り。
【楽天市場】珍味? マンナンレバー:こだわり食材マーケット
こんにゃくにトマトとイカスミの色素を使ってレバーの色を出しています。味付けには白だし、魚醤、醸造酢、魚介エキス、昆布エキス、黒糖蜜などなど。
水洗いせずに調味液を切るだけで食べられるなど非常にお手軽。エネルギーも100g当たり63kcalとヘルシーです。
一枚出してみました。見た目の色ツヤはかなりレバーっぽいです。
説明書にあったようにそぎ切りっぽくしてみるとさらにレバー感が増します。
皿に盛りつけてみました。どんどんレバーに見えてきます。
ネギとごまを振ってみました。エッジが立っていて美味しそうです。
今回のタレは大プッシュされていたごま油+塩に加えてにんにく醤油も用意。
マンナンレバ刺し完成図です。
ごま油+塩タレで食べてみました。
これは美味しいです。売り文句に「油のまろやかさでこんにゃくがレバーに早変わり!」とありましたが、油と合わせた時の食感は確かにレバ刺しに非常に近いものがあります。ただ、食べている時のとろけ具合は若干違います。
味に関しては、ほんとうに美味しいレバ刺しとはさすがに比べられませんが、新しい食材としては全然アリです。カニカマのような立ち位置で売られ、自宅で気軽に食べられるおつまみとして普及する可能性は高いと思われます。
そしてもうひとつのにんにく醤油。
こちらも美味しいのですが、やはり油と合わせた時のほうがはるかにレバー感が高いです。元々レバ刺しをにんにく醤油で食べるのが好きな人にはありかもしれませんが、迷ったなら間違いなくごま油+塩で食べるのがオススメ。
既に現時点でこのレベルの完成度を持った擬似レバ刺しが登場していることは驚き。日本人のこだわりと工夫のきめ細やかさをもってすれば、カニカマの「香り箱」のように、プロでも騙されるような本物そっくりの擬似レバ刺しに辿り着くのも時間の問題ではないでしょうか。
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