「docomo Wi-Fi」が永年無料化、今後半年でスポット数を約4倍に急拡大へ


NTTドコモが公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」を永年無料化することを発表しました。

また、今後半年でスポット数を最大4倍近くにまで拡大することも表明しています。



報道発表資料 : 「docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン」を実施 | お知らせ | NTTドコモ

NTTドコモの報道発表資料によると、同社は月額315円で提供している公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」を永年無料で利用できる「docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン」を2012年9月1日~2014年3月31日の期間に実施するそうです。

このキャンペーンは期間中に「Xiパケ・ホーダイ フラット」などのパケット定額サービスまたは料金プランに加え、「spモード」などのISPサービスのオプションとして提供されている「docomo Wi-Fi」を契約しているユーザーを対象に、申し込み不要で適用されるというもの。

・対象となるデータプラン
Xiデータプラン フラット、Xiデータプラン フラット にねん、Xiデータプラン ライト、Xiデータプラン ライト にねん、定額データプラン フラット、定額データプラン フラット バリュー

・対象となる総合プラン
Xiパケ・ホーダイ フラット、Xiパケ・ホーダイ ライト、パケ・ホーダイ フラット、らくらくパケ・ホーダイ

なお、「docomo Wi-Fi」のアクセスポイント数は2012年8月10日(金)に3万を突破し、10日後となる8月20日時点には約3万8000にまで拡大するなど、急速展開中。また、今後はユーザーのニーズが高いエリアを中心に整備を進め、2012年9月には約7万、2013年3月には8月20日時点と比較して、最大4倍近い約12~15万アクセスポイントまで拡大する予定としています。

ちなみにNTTドコモは今年4月時点では今後のアクセスポイント展開について、「2012年度上期に3万アクセスポイントを達成した上で、ニーズを見ながら将来的には10万アクセスポイントへと拡大する予定」としていました。

さらに「さまざまなアクセスポイント同士の干渉を避けることができず、高品質化には限界がある」として、過度な無線LANへの誘引を避け、あくまでユーザーの選択肢の1つとしてとどめることを表明するなど、あまり積極的に活用するつもりでは無かったのが見てとれます。

しかし今回の報道発表を見ていると、Wi-Fiを積極活用する方向へ大きく方針転換したと考えざるを得ないわけですが、わずか数ヶ月でここまで大きく転換した背景には、Wi-Fiに対するユーザーのニーズの高まりや、スマートフォンの普及に伴うネットワークへの負荷増大があると思われます。

・15:43追記
なお、「docomo Wi-Fi」はKDDIの「au Wi-Fi SPOT」同様、スマートフォンだけでなくパソコンやタブレット、ニンテンドーDS、PSPといった無線LAN対応機器でも利用可能です。

ご利用可能な機器・設定方法:機器・設定方法 | サービス・機能 | NTTドコモ
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