最新のカメラやCPU、各種機能をふんだんに盛り込み、携帯電話各社のハイスペックモデルの「顔」的存在でもある富士通の「ARROWS」シリーズ。
しかしその反面、夏モデルの「ARROWS X F-10D」などは本体背面のカメラ近辺を腕に押し当ててみると「熱っ!」という言葉が漏れるほどの熱さだったわけですが、NTTドコモの2012年冬モデルとして登場した「ARROWS V F-04E」は高機能でありながら発熱を抑えることに成功しました。
「ARROWS V F-04E」本体。約4.7インチHD(1280×720)液晶にNVIDIAの「Tegra 3(1.5GHz、クアッドコア)」を搭載。OSのバージョンはAndroid 4.0で、11~12月発売予定。
背面には1310万画素カメラ
背面の指紋センサーでロック解除も可能。
スマートフォン史上初の容量となる2420mAhのバッテリーを備えています。
側面。ソフトバンクモバイル向けの「ARROWS A 201F」と基本的な形状は変わらず、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信といった国内向け機能や防水・防塵に対応している点も同じ。下り最大100Mbps・上り最大37.5Mbpsの「Xi」に対応しています。
残念ながら試作機ではプレイできませんでしたが、「Tegra Zone」に収録された高画質なゲームをプレイできます。
実際に操作しているところはこんな感じ。安定して動く印象です。
「ARROWS V F-04E」のユーザーインターフェース - YouTube
また、ブラウジングしたり電子書籍を読んだりしている際、画面が消灯するとイラッとさせられることがあるわけですが、端末を手に持っている間は常時点灯する「持ってる間ON」やテーブルなどに置いた際に自動的にスリープになる「水平時すぐにスリープ」に対応。前者は特に便利です。
そして「ARROWS V F-04E」について最も気になる点である本体の発熱についてNTTドコモの説明員に問い合わせてみたところ、ほかのクアッドコアCPUを搭載したスマートフォン同様、フル稼働時に発熱することは避けられないものの、「ARROWSだけ特に熱い」ということは無いとのこと。
実際に編集部員が持ってみたところ、展示台から持ち上げた時点で端末が熱を持っていることが分かり、「これは……」と思わざるを得なかった「ARROWS X F-10D」のような違和感はありませんでした。
NTTドコモの2012年冬モデル紹介ページは以下。
2012冬モデルの主な特長 : 新製品一覧 | 製品 | NTTドコモ
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