NTTドコモから発売されるという情報があったものの、諸般の事情で2012年冬モデルでの提供が見送られたマイクロソフトの「Windows Phone 8」搭載スマートフォンの発売が迫っている可能性があることが明らかになりました。
電話 | Windows Phone (日本)
新たに更新された日本マイクロソフトの「Windows Phone 8」公式ページによると、対応スマートフォン「Windows Phone 8X by HTC」「Nokia Lumia 920」「Nokia Lumia 820」「Windows Phone 8S by HTC」の4機種が詳細に紹介されています。いずれのモデルもカラーバリエーションが非常に意識されており、武骨なイメージはありません。
まずは「Windows Phone 8X by HTC」。デュアルコアCPU「MSM8960(1.5GHz)」やキズに強いGorilla Glass 2採用の4.3インチHD(1280×720)液晶、1GB RAM、16GBメモリ、800万画素カメラなどを搭載。さらに2012年冬モデル最強スペックを実現した「HTC J butterfly HTL21」と同じ超広角210万画素フロントカメラを備えたことで、全画面でのSkype通話も可能に。
続いては「Nokia Lumia 920」。デュアルコアCPU「MSM8960(1.5GHz)」や4.5インチWXGA(1280×768)IPS液晶、1GB RAM、32GBメモリ、光学式手ぶれ補正とカールツァイス製レンズを組み合わせた「PureView」テクノロジー搭載の870万画素カメラなどを備えたモデルです。
「Nokia Lumia 820」はデュアルコアCPU「MSM8960(1.5GHz)」や4.3インチWVGA(800×480)有機EL、1GB RAM、8GBメモリ、カメラをワンクリックするだけで一連の写真を撮影できる「Smart Shoot」対応のカールツァイス製レンズ搭載800万画素カメラなどを搭載。無線充電付きなど、オプションカバーも豊富です。
そして「Windows Phone 8S by HTC」はシングルコアCPU「MSM8x27(1GHz)」や4.0インチWVGA(800×480)液晶、512MB RAM、4GBメモリ、500万画素カメラなどを備えたエントリーモデルという位置付けに。
それはそうと、これらのモデルが国内発売される場合、どの携帯電話会社から登場するのかは気になるところですが、各モデルのスペックを見ていると基本的にGSM・W-CDMA対応となっているため、サポートしている通信について一切触れられていない「Windows Phone 8X by HTC」を除いてKDDI以外から発売されることになるようです。
また、「Lumia 920」および「Lumia 820」はLTEをサポートしていますが、いずれのモデルもソフトバンクが展開していない「プラチナバンドを利用したLTE」に対応しており、法人向け事業を皮切りにマイクロソフトと協業することを決めた経緯、そして海外での発売状況を含めて考えても、これらのモデルはそう遠くないうちにNTTドコモから発売されるとみるべきではないでしょうか。
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