太陽光発電パネル無償設置・売電額還元・通信割引の「おうち発電プロジェクト」をソフトバンクが開始、ただし10年縛り



ソフトバンクモバイルと、ソフトバンクソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジーが共同で、ユーザーの家の屋根に無償で太陽光発電システムを設置し、発電した電気を電力会社に売る「おうち発電プロジェクト」を開始することを発表しました。

ユーザーに対しては売電額の一部が還元されるほか、ソフトバンクグループが提供する通信サービスの一定期間割引が受けられる特典があります。



「おうち発電プロジェクト」を開始 | ソフトバンクモバイル株式会社

「おうち発電プロジェクト」を開始 | ソフトバンクモバイル株式会社

ソフトバンクモバイルのプレスリリースによると、同社とSBエナジーは2012年12月21日から2013年3月31日までの期間限定および先着1000棟限定で、住宅の屋根をユーザーから借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電気を電力会社に売電する「おうち発電プロジェクト」を開始するそうです。

これは太陽光発電システムをSBエナジーがまとめて管理し、発電した電気をすべて電力会社に売電することで太陽光発電システムの普及・拡大を図る取り組みで、売電額の一部を「発電スポット」利用料として受け取ることができるというもの。


また、「おうち発電プロジェクト」に合わせて新たに「モバイルセット割」が提供され、ソフトバンク携帯電話や「Yahoo! BB」を利用しているユーザーは、3年間いずれかの割引を受けられるとのこと。


設置されるソーラーパネルは中国最大手の太陽電池メーカー、サンテックパワー製またはシャープ製のいずれかで、ソフトバンクモバイルが選定します。


主な契約条件。なお、契約期間は20年で、契約期間満了後は太陽光発電システムが無償で譲渡されますが、10年以内に解約した場合、契約解除料として9万8000円または19万8000円がかかります。


今回の施策は今年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度を受けたものであると思われますが、同様の制度をいち早く導入したドイツは電気代の値上がりに苦しむ事態に陥ったのも事実。

つまり同様の試みが広がり、電力会社への売電が増えれば増えるほど電気代が上がることになるわけですが、「売電額の一部が支払われる」というメリットと、「電気代が上がる」というデメリット、はたしてその損益分岐点はどこにあるのでしょうか。

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