ソフトバンク回線対応の「GL05P」をイー・モバイルが発売へ、ただし「4G LTE」は利用不可



ソフトバンク回線とイー・モバイルの回線の両方に対応したモバイルルーター「GL05P」が発売される見通しであることが明らかになりました。

なお、上記写真は前モデルとなる「GL02P」のものです。



総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等の公示

総務省が携帯電話やPHSといった機器などに、電波法に定める技術基準に適合しているかを認証する制度「技術基準適合証明」の公示ページによると、認証機関「テュフ・ラインランド・ジャパン」が9月20日付けでanyDATA製の「GL05P」を認証しています。

「GL05P」は型番からイー・モバイルのLTE対応モバイルルーターになるとみられ、対応する周波数帯およびサービスなどから、以下のような「イー・モバイルの3GとLTE、ソフトバンクモバイルの3Gに対応したモデル」となる模様。

・LTE
EMOBILE LTE(1.7GHz帯、下り最大75Mbps)

・3G
EMOBILE G4(1.7GHz帯、下り最大42Mbps)
Softbank 3G、3Gハイスピード(2.1GHz帯、下り最大21Mbps)

あくまでハードウェア的に対応しているというだけであって、実際にソフトバンクモバイルが回線を提供するかどうかは不明ですが、買収によるシナジー効果を訴えていただけに、「比較的エリアの広いソフトバンクの3G回線とイー・モバイルの高速なLTE回線を使える」といった売り方をして欲しいところ。

ちなみに2.1GHz帯の3Gをサポートしているにもかかわらず、LTEサービスについては1.7GHz帯の対応のみで、2.1GHz帯で展開されているソフトバンクの「4G LTE」に対応しないのは、実質iPhone 5専用回線として提供している同帯域を使わせたくないというソフトバンク側の意向もあるのかもしれません。

・関連記事
「EMOBILE LTE」の18.75Mbps対応基地局はほぼすべて改修済み、イー・モバイルが正式回答 | BUZZAP!(バザップ!)

下り最大150MbpsのLTEに対応したスマートフォンをイー・モバイルが投入へ、ソフトバンクエリアでも利用可能に | BUZZAP!(バザップ!)

ドコモやauと逐一比較してLTEなどの優位性を主張するソフトバンク、実際のところはどうなのか | BUZZAP!(バザップ!)

Xi・au 4G LTE・Softbank 4G LTE・EMOBILE LTE・Softbank 4G・UQ WiMAXの通信量、速度制限まとめ | BUZZAP!(バザップ!)


フォローして最新情報を手に入れよう

モバイルに関連した楽天商品(PR)