NTTドコモがスマフォで「H.265/HEVC」を再生可能に、動画の高画質化やネットワーク負荷軽減も

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WEB向け動画の8割で採用されている「H.264/MPEG-4 AVC」の後継に当たるコーデック「H.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)」が国際標準として先日正式に承認されましたが、NTTドコモが本格採用することを発表しました。



報道発表資料 : 新動画圧縮方式の復号ソフトライセンスを提供開始 | お知らせ | NTTドコモ

NTTドコモの報道発表資料によると、同社は国際標準規格の新動画圧縮方式「HEVC」で圧縮された動画を、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器やパソコンで復号(デコード)するソフトを国内外の事業者向けに提供開始するそうです。

スマートフォンでのフルHD再生に対応したHEVC復号ソフトの提供は世界で初めてのことで、高効率でHEVC動画を復号するため、処理速度が追いつかないことで発生する再生の遅延やコマ落ちをなくし、滑らかな「実時間再生」を実現。またパソコンではフルHDの4倍の解像度に相当する4K動画の「実時間再生」に対応するとのこと。

NTTドコモは復号ソフトをライセンス提供することでさまざまな企業によるHEVC方式の導入開発を促進し、スマートフォンやタブレット向けの動画サービスの高画質化および通信ネットワーク負荷の軽減を目指すとしており、「dビデオ」や「dアニメストア」など、ドコモの動画サービスにHEVCを取り入れる検討を進めていくとしています。

対応機器一覧。現時点ではさすがにスマートフォンやタブレットで4K動画の再生はサポートできないようです。


ちなみにHEVCは映像機器やモバイル機器等で現在幅広く利用されているMPEG-4 AVC方式の次世代規格で、MPEG-4 AVCと比較して、同品質の動画を約半分のデータ量に圧縮することが可能。以下の表でも解像度が上がるほど効果的であることが分かります。



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