ビジネスユース向けスマートフォンとして一定の人気があった「Blackberry」が日本市場から撤退することが明らかになりました。
ブラックベリー、日本撤退 アップルに対抗できず :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、iPhoneをはじめとする他社製スマートフォンの台頭により販売が急減していたBlackberryが日本市場から撤退する方針を固めたそうです。
これは日本国内のスマートフォン出荷台数が2012年4~9月に前年同期約4割増の1400万台規模と拡大を続ける中、Blackberryの販売台数は数万台程度にとどまったとみられ、販売シェアがかつての5%から0.3%程度にまで落ち込んでいることを受けたもの。
OSの日本語対応などの費用が見合わないと判断されており、最新OS「Blackberry 10」を搭載した新機種の国内投入も見送られますが、既存顧客へのサポートは続けるとされています。
NTTドコモが2006年に取り扱いを開始しており、ウィルコムのW-ZERO3などと並んで国内におけるスマートフォンの先駆け的な存在であったはずのBlackberry。
しかしながら贔屓目に見てもラインナップに幅を持たせるために展開されていた感が強く、主力機種としての扱いを受けているようには見えなかったわけですが、ようやく本格的なスマートフォン時代が訪れたにもかかわらず、撤退を余儀なくされることとなります。
・関連記事
iモードやmova、FOMAからスマフォまで、NTTドコモの歴史を振り返ってみた | BUZZAP!(バザップ!)
「Xperia Pro」などのQWERTYキーボード付きXperia、日本未発売のまま廃盤に | BUZZAP!(バザップ!)
まさに栄枯盛衰、携帯電話メーカー各社のシェアを2001年から振り返ってみた | BUZZAP!(バザップ!)
「MEDIAS」「G’z One」などのスマートフォン単独開発を断念へ、NECカシオが人員削減 | BUZZAP!(バザップ!)