IGZO液晶を軸に経営再建中のシャープに対して、悪名高い「PM2.5」が新たな救世主となりつつあることが明らかになりました。
日本技術を再評価? PM2・5特需 中国でシャープの空気清浄機が売れまくり3倍強 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
産経新聞社の報道によると、尖閣諸島を巡る不買運動で中国市場における液晶テレビの売り上げが低迷していたシャープの空気清浄機が、大気汚染問題を受けて前年比約3倍の勢いで伸びているそうです。
売れているのはプラズマクラスターの空気清浄機で、日本円で約6万円する高級機。深刻な大気汚染を引き起こしている「PM2.5」に効果があるかどうかは不明であるものの、今回の特需を受け、上海工場は増産体制に入っているとのこと。
また、パナソニックも広東省の工場で空気清浄機生産ラインの稼働率を1.5倍に引き上げたとされており、非常に皮肉な話ではあるものの、苦境の家電メーカー各社に思わぬ形で救いが訪れたこととなります。
ちなみにPM2.5による大気汚染は偏西風を受けて日本にも影響を及ぼし始めており、つい先日環境省が特設ページを公開。今後花粉のシーズンが訪れることも相まって、日本でも需要が増えることが見込まれます。
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