Nexus 7やKindle Fire HDといった7インチ液晶搭載の低価格モデルがiPadの独壇場だったタブレット市場に風穴を開けつつある昨今ですが、新たな刺客が送り込まれることが明らかになりました。
Acer said to be mulling 7.9-inch tablet at US$149
Acer's 7.9-inch Iconia A1-810 outed with quad-core CPU
DIGITIMESやEngadgetが報じたところによると、Acerは未発表タブレット「Iconia tab A1-810」をiPad mini対抗モデルとしてリリースする予定であるそうです。
「Iconia tab A1-810」はCortex-A9ベースのクアッドコアCPU(1.2GHz)に1GBメモリ、iPad miniと同じ7.9インチのIPS液晶(1024×768)、IEEE802.11 n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、GPS、3250mAhのバッテリーを備えたモデルで、OSのバージョンはAndroid 4.2。
業界関係者は4月後半からWistron社が量産を開始することを明かしており、ディスプレイをAUO、CPUをMediaTekから調達することで価格を抑え、流動的ではあるものの本体価格を149ドル~250ドル(約1万4700円~2万4700円)にまで下げるとしています。
ちなみにAcerは2013年に500万台のタブレットを出荷すると見込んでいましたが、同じく価格を抑えた低価格モデル「ICONIA B1」のヒットにより出荷台数の見通しを1000万台に上方修正。
ネットブックやウルトラブックなどの市場をリードしてきただけでなく、Androidタブレットも早くから展開してきたAcerであるだけに、「Iconia tab A1-810」のリリースはタブレット市場の活性化にさらなる弾みを付けることになりそうです。
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