シャープがIGZO技術を中国メーカーに供与へ、液晶パネルの共同生産も



経営再建中のシャープが、同社にとって虎の子である「IGZO技術」を中国メーカーに供与する方針であることが報じられました。



河北新報 内外のニュース/シャープ、中国の液晶大手と提携 新型液晶技術も供与

河北新報の報道によると、経営再建中のシャープが中国の液晶パネル大手「南京中電熊猫信息産業集団」と提携することが判明したそうです。これは現地に合弁会社を設立して数百億円程度を出資、2015年にも液晶パネルの共同生産に乗り出すというもの。

さらに消費電力が少ない新型液晶「IGZO」の技術などを供与し、技術料名目で数百億円を受け取る方針。今までは技術流出への懸念から供与に慎重でしたが、自前主義を転換して協業に踏み切るとしています。

シャープ、台湾・鴻海精密工業との協業で出資交渉進展なし:日刊工業新聞

なお、シャープはさまざまな電子機器の受託生産を行う「Foxconn」を擁する台湾の鴻海精密工業との出資交渉を進めていましたが、先日行われた株主総会で進展が無いことを報告。一方でSamsungやクアルコムの出資を受け入れるなど、生き残りを賭けて協業を進めています。


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