iPhone 5Sは下り最大150MbpsのLTEに対応か、日本でも実現可能に



秋にも発売されるとみられる「iPhone 5S」が下り最大150MbpsのLTE通信に対応する予定であることが明かされました。



Apple, SKT to unveil LTE-A phone

韓国メディアの報道によると、Appleは次期モデル「iPhone 5S」において、下り最大150Mbpsでの通信を可能にすることを同国の大手通信会社「SKテレコム」幹部が匿名で明かしています。

これは複数の周波数帯を束ねて通信速度を高速化する「キャリアアグリゲーション」に対応することによるもので、SKテレコムは850MHz帯と1.7GHz帯を組み合わせることで、iPhone 5Sで下り最大150Mbpsを実現する予定とされています。

なお、iPhone 5Sがキャリアアグリゲーションに対応していた場合、日本でも下り最大150Mbpsが実現できるのかという点についてですが、KDDIやNTTドコモはiPhone 5Sが800MHz帯(または1.5GHz帯)を新たにサポートすれば、既存の2.1GHz帯と合わせることで実現可能に。

また、ソフトバンクモバイルは自社の2.1GHz帯を用いたLTEと、イー・モバイルの1.7GHz帯を用いたLTEを束ねれば実現可能で、いずれの周波数帯もすでにiPhone 5で対応済みであるところがポイントです。

ちなみにイー・モバイルは先日、8月中旬から「EMOBILE G4」を下り最大42Mbpsから下り最大21Mbpsに減速させ、余った帯域を「EMOBILE LTE」に振り向けることで下り最大75Mbpsエリアを拡大することを表明していましたが、これはiPhone 5Sのキャリアアグリゲーション対応を見越した措置なのかもしれません。


・関連記事
iPhone 5のLTEが本当の意味でつながりやすくなることは今後もありません | BUZZAP!(バザップ!)

つながりやすさに直結、携帯電話各社のLTEで使われている周波数帯をまとめてみた | BUZZAP!(バザップ!)

携帯電話の「人口カバー率」算出方式が各社で統一へ、エリアを簡単に比較可能に | BUZZAP!(バザップ!)

「iPhone 5S」はLTEとTD-LTE(AXGP)両対応か、ソフトバンクが意味深なコメント | BUZZAP!(バザップ!)


フォローして最新情報を手に入れよう

モバイルに関連した楽天商品(PR)