秋モデルの代わりにiPhone投入?ドコモの戦略変更の影には何があるのか
NTTドコモが2013年は秋モデルを投入しないことを明言しました。
また、同時にiPhone獲得交渉を続けていることも明かしており、まさか秋モデルの代わりにiPhoneが?と妄想せざるを得ない事態となっています。
Advertisement
大手携帯電話情報サイト「ケータイWatch」が行ったNTTドコモの加藤社長インタビューによると、「ドコモのツートップ」として発売された「Xperia A」は現時点で過去最高となる83万台を売り上げるなど、好調な売り上げを見せているそうです。
また、秋モデルは投入せず、次にリリースするのは冬モデルになると以下のようにコメントしています。
――昨年は秋発売モデルもありましたが、今年はどうなるのでしょうか。
いえ、今年は秋には新機種はなく、次は冬モデルということになります。ワントップなのか、スリートップなのか、わかりませんが、ラインナップを絞って提供することになります。
ドコモ、iPhone販売か…アップルと交渉中 : ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
そして読売新聞社が加藤社長に対して行ったインタビューでは、iPhoneを販売するかどうかという質問に対し、「iPhoneが全販売台数の2~3割程度ならいいが、Appleが納得するかどうか分からない」と述べ、交渉が継続中であることを明らかに。
すでに語られている内容ではあるものの、iPhone獲得交渉を否定し、代わりにTizenに注力するという報道が一部で行われている中で、改めて交渉中であることを明かしたことになります。
秋モデルを投入しないということは、ツートップだけで「iPhone 5S」へと立ち向かうことになるわけですが、さすがにあまり現実的とは言いづらいのが現状。
むしろ秋モデルの代わりにiPhoneを投入し、冬モデルはiPhoneに引けを取らない選りすぐりの機種を「ツートップ」のように絞り込んで展開することでiPhoneとAndroid需要の両方をカバーする……というやり方のほうがしっくりくるわけですが、こればかりはフタを開けてみないと分かりません。
・14:09追記
なんとNTTドコモが注力することを表明していた第3のOS「Tizen」について、開発が中止されたというとんでもない情報が流れてきました。未確定ではありますが、事実であれば同社にとって大きな痛手となります。
ドコモの希望「Tizen」開発停止か、中核のSamsungがAndroidベースの新プロジェクトに
・関連記事
悲願のiPhone超えを果たした「ドコモのツートップ」のお寒い実情、貢献してきたシャープも犠牲に | BUZZAP!(バザップ!)
この記事をSNSでシェア
モバイル に関する人気記事
- 「タダ同然のiPhone 15」でユーザー流出を食い止めか、Appleが旧型iPhoneの下取り増額でPixel 8aに対抗へ
- 【無料】povo2.0に着信転送や留守番電話サービス登場、『1000円台で24時間通話定額・留守電付き』実現でシニアも快適に
- Pixel 9「処理能力、消費電力、発熱すべて一人負け」の型落ち性能に、Pixel 10のTensor G5はTSMCの3nmプロセスで製造へ
- 「iPhone 17 Slim」Pro Max超えの最上位モデルに、iPad Pro(第7世代)の『極薄・超高性能』路線採用へ
- 6.9インチ「iPhone 16 Pro Max」の写真流出、本体サイズそのままで大型化の一方カメラがとんでもないことになりGalaxyのデザインにまで影響か
モバイル の最新記事
- 『Galaxy S24+より安くて高性能』Xiaomi最新スマホ「POCO F6 Pro」が名指しで煽り倒してしまう
05月21日 20:00 - 「三つ折りスマホ」いきなり価格競争か、超極薄で高耐久な120Hz可変LTPO有機ELを中国メーカーが開発
05月21日 12:30 - Snapdragon 8 Gen 4「スマホ数万円値上げ」確定か、製造コストの『えげつない高騰』ユーザー直撃へ
05月20日 20:00 - 【無料】povo2.0に着信転送や留守番電話サービス登場、『1000円台で24時間通話定額・留守電付き』実現でシニアも快適に
05月20日 15:42 - 「タダ同然のiPhone 15」でユーザー流出を食い止めか、Appleが旧型iPhoneの下取り増額でPixel 8aに対抗へ
05月20日 12:30