レオナルド・ダ・ヴィンチが500年前に考案したピアノ型の楽器が現実に制作、演奏される

「モナ・リザ」や「最後の晩餐」で世界最高峰の画家として知られる一方、多くの発明品のコンセプトのスケッチを残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。彼の考案したとある楽器が実際に制作され、演奏されました。


レオナルド・ダ・ヴィンチといえば説明不要の15世紀のルネサンス期を代表する芸術家。「モナ・リザ」、「最後の晩餐」などの絵画で世界最高峰の画家として知られる一方、ヘリコプターや戦車などのコンセプトを表すなど科学の分野でも大きな業績を残し「万能人」と呼ばれることもあります。

そのレオナルド・ダ・ヴィンチが残したスケッチのひとつに「Viola organista」と呼ばれる楽器のコンセプトがあるのですが、ポーランドのピアニストSlawomir Zubrzyckiさんがこの技術的なコンセプトに基づき、実際に演奏できる楽器として制作しました。

見た目はまるで小型のピアノ。ですが実際はドラムを回転させ、鍵盤を叩いて弦とドラムを擦らせることで音を出す、ヴァイオリンのような擦弦楽器です。このため、演奏するとまるで弦楽オーケストラのような音色に。

演奏している映像は以下から。

楽器の細部はこちらの映像の中で見ることができます。

見た目ではなく、現代に通用する技術的なコンセプトを500年前に温めていたレオナルド・ダ・ヴィンチ。今後も彼のコンセプトが現代の技術で実現することもあるのかもしれません。

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