うどん県の次なる名物、ジューシーな肉汁溢れる丸亀の「骨付鳥」を食べてきました


全国にうどん県として知られる香川県。最近は「うどん県。それだけじゃない香川県」と五七五調で訴えかけていますが、そんなうどん県の次なる名物としてじわじわ来ている「骨付鳥」を食べてきました。激ウマです!

うどんと言えば香川。香川といえばうどん。稲庭うどんも五島うどんもぶっちぎって県全体でその存在感を示し、うどん県への改名も取り沙汰された程、讃岐うどんを擁する香川はうどんの名所です。うどんが旨いのはもちろん、生活の隅々までの浸透っぷりを取ってもまさにうどん県と呼ぶに相応しいのですが、どうやら「それだけじゃない」とのこと。

そして讃岐うどんにハマってうどん県へのリピーターとなった人々の間で香川の次なる名物として名前が上がっているのが丸亀市を発祥とするとされる「骨付鳥」なのです。今回は地元で強い人気を誇る「丸亀鳥」にお邪魔して思う存分かぶりついてきました。

こちらがお店の入口。JR丸亀駅からアーケード街を抜けた京極通り沿いにあります。2月ですがクリスマスツリーを思わせるイルミネーションが目印になっていました。

玄関を入ったところ。なんだか厳かです。期待が高まります。

そして店内は打って変わって明るくて小奇麗。午後7時過ぎですが満席です。さすが骨付鳥の本場。

店内には訪れた有名人のサインがずらり。

そしてこちらは萌え絵での骨付鳥推進ポスター。丸亀市、やる気満々です。

骨付鳥をかたどったゆるきゃら「とり奉行 骨付じゅうじゅう」です。2012年のゆるキャラGPでは30位でしたが、2013年は残念ながら68位に後退しています。

さて、こちらが肝心のメニュー。骨付鳥は大きく分けて成鳥で歯ごたえたっぷりで肉汁のギュッと詰まった「親鳥」と、若くて柔らかく、肉汁のふわりと溢れる「若鳥(店によっては雛鳥)」の2種類に分かれています。どちらも美味しいので好みの問題になりますが、通は親鳥をじっくり噛み締めて旨味を楽しむとも言われます。

まずは手始めに焼き鳥から。つくね、砂肝、皮焼、ココロなどなど、どれも非常に美味。期待がさらに高まります。

そして、遂にやって来ました。皿いっぱいの骨付鳥と山盛りのかいわれ。のけぞりそうなほどいい匂いです。生唾沸きまくりです。

こちらが親鳥。色濃くぎっちりと詰まった感じ。そう簡単には食いちぎらせてくれない風情です。

こちらは若鳥。色合いも見た目も柔らかそうで、実際とても柔らかいです。

我慢できない人は引っつかんでそのままかぶりついても良いのかもしれませんが、基本的な食べ方としては調理用ハサミでバチバチと切り分けます。まさに鍋奉行ならぬとり奉行。熱々の肉汁が溢れ出します。

切り分けるとこんな感じ。これをみんなで突付きます。こちらは若鳥。とにかく柔らかくてジューシー。噛んだ途端に口の中に旨味と香りが一気に広がります。パンチがありながらとても食べやすく、老若男女誰にでも楽しめる、まさに王道の旨さです。

そしてこちら、親鳥です。皿の油の色の濃さに注目。最初のひと口を食べると始めての人はその歯ごたえの強さにまず驚くはず。「その辺のヤワな若造と一緒にしてもらっちゃ困る」とでも言わんばかりの存在感。これは衝撃です。

そして噛めば噛むほど引き締まった肉から染み出してくる強烈な旨味。若鳥にはない深く重層的で野性味に溢れています。生半可な気持ちじゃ中々顎がついていかない、まさに通好みのセレクト。我こそはという鳥好きにはぜひともチャレンジして欲しい逸品です。

そしてそして、最後に絶対に忘れてはならないシメがおにぎりです。これをどうするかというと、その通り。食べ終わった骨付鳥の肉汁に浸しながら頂くのです。

どうですこの照り。ホカホカの白米と肉汁。幸福な余韻のひと時です。これはたまらない。

最後に丸亀鳥の大将にお礼。骨付鳥への愛情溢れるとても気さくな方でした。

「うどん県。それだけじゃない香川県」。その通りでした。香川県、完全に始まってます。讃岐うどん、讃岐うどん、骨付鳥のコンボとかもう、それだけでフィニッシュ決められるレベルです。

これから香川を訪れる予定の方、うどん食い倒れの際に骨付鳥1羽分だけお腹を空けておくと、きっともっと幸せになれますよ!



骨付 丸亀鳥

〒763-0043
丸亀市通町87-2
TEL/0877-21-2501

営業時間
17:00~22:00
定休日/日曜日

席数
42席(座敷20)/個室なし

駐車場
1台(要事前確認)

丸亀の逸店 丸亀鳥 全力鶏 丸亀が誇るご当地グルメ「骨付鳥」

骨付丸亀鳥 - 丸亀 焼鳥 [食べログ]






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