個性あふれる濃厚こってりな和歌山ラーメン「山爲食堂」の中華そばを食べてきました


関西では比較的地味な扱いをされる和歌山県。しかしそこには無類の和歌山ラーメンが存在しています。今回はそんな中でも個性的と評判の高い山爲食堂を訪れてみました。満腹、大満足の味です。

JR和歌山駅からバスで10分ほど、本町通りから昔ながらの静かな街並みを歩いたところに目的地の山爲食堂はあります。バスを降りるとまず眼に入るのがアーケード街のふらくり丁。ブラクラではありません。

目的地までの道のりには昭和を激しく感じさせる商店が点在。今が2014年だというのを忘れそうになるほど。できればゆっくりあちこち眺めながら散歩したい道です。

そしてこちらが山爲食堂。12時前ですが駐車場はかなり埋まっています。こちらは和歌山市観光協会のサイトの投票でもトップを取り、食べログでも絶賛のコメントが相次いでいます。

表には和歌山ラーメンとも中華そばとも書かれておらず、メニューの掲示もないため、知らずにふらりと辿り着くのは難しそう。

お店の中は既に混雑していて相席になりました。出張中のサラリーマン風の人から近所の人まで客層は幅広いです。メニューはうどんと中華そば、付け合せのライスと漬け物のみ。潔いです。なお、和歌山ラーメンというのは外の人からの呼び方で、実際のお店では基本的に中華そばと書かれているようです。ここはもちろんほとんどの人が注文するという中華そばにライスを頼みました。

10分程度で出てきたのがこちら。和歌山ラーメンというと卵黄が入っているイメージですがここは大ぶりなチャーシューとナルトにネギのみというシンプルさ。そして見るからに濃厚そうなスープです。

麺はこの通り、重量感のあるストレートの太麺。しっかりスープが絡み、とろみのあるとんこつのスープのインパクトに負けません。スープもこってりとしながらシルキーなきめ細やかさがあり、油っこさを感じさせません。

久しく見なくなったラーメンのナルト、ここでは重要な味のインパクトになっています。こってりさに一瞬ブレーキをかけながらも全体を損ないません。

そしてこのチャーシュー。しっかり厚みがあり、箸で切れるレベルにトロトロに柔らかくジューシー。不透明なスープの中に、ナルトの下までしっかりと入っています。実にチャーシュー麺と呼んで遜色ないレベル。

しっかりとしたスープは飲みごたえがあり、ライスも合わせてあっという間に完食。体の芯から温まります。ランチ営業のみ(11:00~17:00)で日祝が定休日という、観光客にはちょっとハードルの高いお店ですが十分に訪れる価値ありです。

山為食堂 (やまためしょくどう) - 和歌山市 ラーメン [食べログ]

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