256GBの大容量SSD、ついに1万円以下に値下がりへ



フラッシュメモリを用いることで、従来のHDDよりも高速・高耐久・低発熱・低消費電力を実現した「SSD(ソリッドステートドライブ)」が大きく値下がりすることが明らかになりました。

フラッシュメモリ製品を扱う台湾メーカー、Transcendの会長兼CEO・Peter Shu氏が明かしたところによると、SSDの売り上げは2014年に大幅な伸びを見せることが期待できるそうです。

これはSSDの価格が前年比で30%下落した上、2014年内にさらに20~30%下がることが予想されることによるもので、256GBモデルが100ドル未満に下がった場合、需要は急増するとのこと。なお、フラッシュメモリやDRAMは供給過多により、四半期ごとにじわじわと値下がりする見込みです。

Transcendはすでに月間10万台のSSDを出荷するまでに成長していますが、Shu氏はメモリカードやSSDといったフラッシュメモリ製品市場は2014年にも拡大し続けると指摘。しかし一方で競争の激化に伴い、小規模なメーカーは撤退するという見解を示しています。

ちなみに大手価格情報サイト「価格.com」によると、2014年3月24日現在、日本で最も安価な256GBのSSDはADATAの「ASP600S3-256GM-C(1万3470円)」で、2月に発売されたばかりのTranscendの256GBモデル「TS256GSSD340」はやや高止まりした1万4480円に。


もしShu氏の予測通りSSDが30%値下がりした場合、256GBモデルは1万円を割り込みかねない計算となるため、非常に期待できそうです。

SSDs bracing for strong sales in 2014, says Transcend top executive

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