想像上の生き物であったはずの妖精をイギリスで写真に撮ったと主張する人が現れて話題になっています。
妖精といって想像するのはどんな生き物ですか?ピーターパンのティンカー・ベルや真・女神転生のピクシーなど、小さくて美しい羽を持つ友好的な少女の姿を思い浮かべる人がおおいのではないでしょうか。
今回、まさにズバリそんな「妖精」の写真を撮ったと主張するのはマンチェスター・メトロポリタン大学のManchester Institute for Research and Innovation in Art and Design (MIRIAD) で講師を務める53歳のJohn Hyattさん。
Hyattさんは2年間に渡ってこれらの写真を撮影し、妖精はイングランド西北部、ランカシャー州のRossendale Valleyに存在していると述べています。
Hyattさんは80年代にはポスト・パンクバンド「The Three Johns」のボーカリストとして活躍していたミュージシャン。彼によるとこの写真を見た大人たちは徐々にこの妖精が実在することを信じるようになっていったとのこと。
Hyattさんが言うには
「写真を引き伸ばした時ぁビビったぜ。二度見したさ。」
「まさかと思って後からハエだのブヨだのの写真を撮ってみたさ。でも全然違うんだよ」
「これが何かなんてなぁ、みんな好きに決めりゃいいんだ」
「見る人へのメッセージ?オープンマインドで近づきなってことさ」
「これはあれだ、信じるものだけに見えるってやつなんじゃねえかな」
とのこと。彼はSNSにこれらの写真をアップし、ちょっとした議論が巻き起こっています。これらの写真はRossendaleのThe Whitaker Museumで「Rossendale Fairies」という名前でこの春いっぱい展示されているとのこと。この名前は100年前の偽妖精事件「コティングリー妖精事件」にちなんでいることを本人も認めています。
もちろん専門家や懐疑的な人々はこの写真に写っているのはもちろん妖精などではなく、ハエやノミの仲間がフラッシュの反射や機械的な不具合によってこのように写ったのだろうと説明しています。以前からBUZZAP!ではフォトショップを使った凄まじい画像加工についても掲載しているように、やろうと思えばこの程度の捏造は慣れた人には朝飯前でしょう。
それでもなおこの元ミュージシャンのストーリーを信じるかどうか、最早科学とは別次元のお話と言えそうです。「洒落怖」シリーズのような都市伝説の一環として楽しむのが嗜み方なのかもしれません。
Man claims to have photographed real-life tiny fairies flying Mail Online
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