プロジェクションマッピングの登場で現実の建造物やオブジェが目の前で変容していくのは最早当たり前になってきました。ここではさらにその融合が進み、描かれた絵がその場で動き出してゆきます。
ビジュアルコミュニケーションのエキスパート集団amanaグループのプロジェクトSamplesによって作成された映像作品が「Xover」。アート集団輪派絵師団が実際に(アナログに)描き出した絵画がデジタルへの取り込み、加工、プロジェクションというリアルタイムのフィードバックによってその場でぐいぐいと動き出すという、まさにアナログのアートとデジタルのアートのコラボレーションによって作り上げられた映像作品。
この中ではCGによる映像編集などは行っておらず、すべてがあくまでアーティストが作品を作り上げていくプロセスの実写撮影となっています。
XOVER on Vimeo
プロジェクションマッピングはあくまで一方向のコラボレーションでしたが、こうした方式によってライブペインティングや身体パフォーマンスとのインタラクティブなコラボレーションを発生させることができ、更なるアート表現の可能性を示すものと言えそうです。
玄光社 (2013-09-26)
売り上げランキング: 9,844
・関連記事
女性の顔にプロジェクションマッピングをリアルタイムでトラッキング投影すると完全にSFの世界と世界中で話題に BUZZAP!(バザップ!)
手の甲に時刻を投影してくれる世界初のプロジェクション・ウォッチ「Ritot」 BUZZAP!(バザップ!)
音楽に揺れる水面を万華鏡のように映し出すインスタレーション「Sonic Water」 BUZZAP!(バザップ!)
MonolakeのRobert Henkeによる音と光のインスタレーション「Fragile Territories」 BUZZAP!(バザップ!)
もはや現実には見えない、想像を絶するプロジェクション・マッピング作品「Box」 BUZZAP!(バザップ!)