出雲の名物といえば出雲蕎麦。割子と呼ばれる独特の器に盛られた老舗の蕎麦を食べてきました。
出雲に来たらぜひ食べたいのが出雲蕎麦。日本に蕎麦の名産地は多いですが、この出雲蕎麦は蕎麦の実の皮まで一緒に引き込む「ひきぐるみ」の粉を使った黒い蕎麦で、香りがよく栄養価も高いのが特徴です。
今回BUZZAP!取材班が足を運んだのは、出雲大社から少し離れた出雲市駅の近くにある、江戸末期に創業し、大正天皇を始めとした数多くの皇族に蕎麦を献上してきた老舗の羽根屋。「献上そば」という名前はそうした歴史の中で許されたもので、期待が高まります。
羽根屋があるのはメインの商店街からは外れた静かなエリア。この日は時間が早く、雨が降っていたこともあり幸運にも待たずに入れました。
頂いたのは三色割子定食(1200円)。出雲蕎麦は「割子」という独特の器に盛られたものが段になっているのが特徴。三色割子ではそれぞれの蕎麦の上に山菜、天かす&おろしなどが載せられています。
薬味は刻みネギにもみじおろし、大根おろしに刻み海苔。お味噌汁は宍道湖名産のしじみ汁というのも嬉しいです。
まずは1番上の割子に好みの薬味を載せ、つゆをかけていただきます。細切りでコシもよく、つるつるといただけるのですが、やはり評判通り香りがよく、一口ごとに豊かな風味が広がります。
そして、出雲蕎麦の作法としては、1段目を食べ終わったら2段目、2段目が終わったら3段目へと割子に残ったつゆをかけていきます。こうすることでつゆと蕎麦がよく馴染み、味わい深くなっていくということ。もちろん最後の割子のつゆは蕎麦湯にしていただきます。
出雲大社で和の世界にじっくり浸った後はやはり出雲蕎麦でキリッと締めるのがオススメです。
羽根屋 本店
電話番号:0853-21-0058(予約不可)
住所:島根県出雲市今市町549
営業時間:11:00~15:00, 17:00~20:00
定休日:1月1日
出雲そばといえば伝統を重んじ貫く献上そば羽根屋
羽根屋 本店 (ハネヤ) - 出雲市 そば [食べログ]
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