究極なシンプルさが斬新なインパクト、新潟スタンダードの「タレカツ丼」をかっ込んできました


カツ丼といえば卵とじでしょうか?それともソースカツ丼を思い浮かべますか?新潟のカツ丼はちょっと違いました。詳細は以下から。

新潟県といえばやはり米どころ、酒どころ。それに新鮮な魚介類というイメージが強いかもしれませんが、他とは違うカツ丼が古くから脈々と食されてきました。

このカツ丼、ひと目で分かる特徴としてはなんと卵で閉じられていません。千切りキャベツの上に乗ったソースカツ丼とも違い、材料はご飯とカツだけという究極なシンプルさなのです。その名も「タレカツ丼」。

新潟タレかつ丼/にいがた観光ナビ

名前の通り、揚げたカツを甘辛醤油ダレに潜らせ、それを新潟自慢のご飯の上に載せるだけ。昭和初期にとある1軒の洋食屋台が発祥となり、いつしか新潟スタンダードに。カツは洋食のカツレツ(cutlet)を起源としているため薄く、衣も繊細。余計なものは一切ありません。

さて、どんなお味なのかを体験しにBUZZAP!取材班が訪れたのはタレカツ丼の老舗とされる「とんかつ太郎」。しっかり「新潟タレかつ丼の発祥の店」と書かれています。

表のメニューを見ると、まさしく言葉通り、丼にうずたかく積み上がったカツ!期待が膨らみます。今回はスタンダードなカツ丼(カツ5枚)をオーダー。

来ました。本当に丼いっぱいのご飯に5枚のカツが積み上がっています。

確かに普通のカツ丼やソースカツ丼で使われるカツとは違い、洋食風。口に運ぶとサクッとした食感がしっかりとありながら、ジューシーなタレの味が口の中いっぱいに広がります。その風味、豚そのものの味と喧嘩することもなく、この上ないハーモニーになります。


付け合せには辛子だけ。カツを1枚を食べ終わってようやくご飯にまで辿りつけました。飽きが来ないかと一瞬心配になりましたが、そんなことはなくご飯もモリモリとかっ込みながら完食してしまいました。

いわゆる通常のカツ丼のバリエーションと考えるには肉も衣も違っており、どこででも食べられるものではありません。新潟に行く際にはしっかりお腹を空かせて食べに行ってみる価値ありです。

とんかつ太郎

住所:新潟市中央区古町6番町973番地
営業時間:11:30~14:30 17:00~20:00
定休日:毎週木曜日、第3水曜日
※第3水曜日は夜のみ定休日

会社概要|卵でとじない新潟タレかつ丼発祥の店 新潟古町とんかつ太郎


・関連記事
「餃子は酢と辣油で食べる」など、宇都宮流餃子の食べ方あれこれ BUZZAP!(バザップ!)

いわき市最強のガチ盛り食堂「のんき」のチャレンジメニューに無謀にも挑んできました BUZZAP!(バザップ!)

淡路島たまねぎが丸ごと1個入った人気上昇中の「淡路島カレー」を体験してみました BUZZAP!(バザップ!)

うどん県の次なる名物、ジューシーな肉汁溢れる丸亀の「骨付鳥」を食べてきました BUZZAP!(バザップ!)

なぜか渋谷発、大都会岡山の不思議なソウルフード「えびめし」を食べてきました BUZZAP!(バザップ!)