非常に不気味で驚異的なロボットが開発されています。詳細は以下から。
これまでもBUZZAP!はボストン・ダイナミクス社を中心としたロボットの記事を掲載してきましたが、6本の蛇の足を持つ蜘蛛を型どったロボット、という聖書に出てくる怪物を思わせるロボットが開発されました。かなり不気味です。
このロボット「Snake Monster」はアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学のBiorobotics Labがアメリカ国防総省の軍隊使用のための新技術開発および研究を行う機関、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)からの資金援助を受けて開発したもの。
DARPAといえばGoogleが買収したことでも話題となったボストン・ダイナミクス社のBig DogやWild Catなどの不気味なロボットの開発にも資金援助をしていた組織です。
Googleが買収したロボット会社、ボストン・ダイナミクスとは? BUZZAP!(バザップ!)
このSnake Monsterは見た目は蛇というよりも蜘蛛なのですが、その6本の足に使われているのが同社が以前に開発したModsnakeというヘビ型ロボットのメカニズム。
Modsnake 6 Inch Step Stair Climb - YouTube
この蛇もずいぶん不気味ですが、Snake Monsterはその蛇の各連結部の弾性のある駆動装置が位置と速度を同時にトルク制御することで、6本の足を用いて交互に三点歩行を行って対応力に富んだ動きをすることができます。
どういうことかというと、押されても引っ張られても抑えつけられても、蹴りを入れられてもその衝撃に対応して体勢を保ち続けるということ。動画で見てみると非常によく分かります。
Snake Monster - Initial Locomotion - YouTube
これ自体はまだ不気味というだけで済むかもしれませんが、こうしたメカニズムが応用され、柔軟性と堅固さを兼ね備えたハードウェアが存在するということは、最近話題となるシンギュラリティの問題を考えると薄ら寒いものがあります。
This Hexapod's Appendages Are Made From Robotic Snakes
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