オーストラリア最高齢109歳のおじいちゃん、現役で傷ついたペンギンのためのセーターを編み続ける


広大なオーストラリア大陸、100歳を越えたおじいちゃんはまだまだ現役真っ盛り。原油漏れで傷ついたフェアリーペンギンたちのためにセーターを編み続けていました。詳細は以下から。

今年109歳になったオーストラリアのニューサウスウェールズ州に住むAlfred Dateさんはオーストラリア最高齢のおじいちゃん。そしてニット歴80年というとんでもない経歴を持つお方。

このおじいちゃんが去年から編んでいたのは人間ではなくペンギンのためのセーター。ヴィクトリア州フィリップ島のPhillip Island Penguin Foundationから原油漏れ事故で傷ついたフェアリーペンギンのリハビリためのセーター。

羽が原油に塗れたペンギンは、冷たい水が羽の内側まで進入することから体を温めるのが困難となり、狩りにも支障をきたす上に、ベトついた羽を毛づくろいする時に汚泥を呑み込んでしまったりもするのですが、このセーターはそれらを防ぐ役割があります。

2001年にフィリップ島付近で438羽のフェアリーペンギンが原油塗れになる事故があった時、こうしたセーターによって96%が自然に帰ることができたという実績があり、Phillip Island Penguin Foundationは2013年に広くペンギン用のセーターの寄付を募集しました(現在は終了)。

Wildlife rehabilitation

そこで立ち上がったのが当時108歳だったAlfredさん。7人の父親であり20人の孫でもある109歳のおじいちゃんが初めて編み物をしたのは1930年代に赤ちゃんだったいとこのためのセーター。それから80年もの間編み物をしてきました。

Phillip Island Penguin Foundationは「Alfredさんが100歳を超えていたのは知っていたけれど、まさかオーストラリア最高齢だったとは…」と驚きを隠せず「彼の時間と労力を私達Phillip Island Penguin Foundationの仕事ために捧げてくれたことは本当に光栄で素晴らしいことです」とコメントを出しています。

なお、Alfredさんに長生きの秘訣を聞いたところ

「毎朝目を覚ますことだよ(waking up every morning)」


と冗談も冴え渡っていたということです。

Australia's oldest man still knitting for human and animal friends at 109

Australia's oldest man likes to knit mini sweaters for injured penguins


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