【悲報】式年遷宮で資金12億円不足、世界遺産の下鴨神社境内に高級分譲マンション建設へ

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21年毎に行われる式年遷宮のための資金不足に悩む世界文化遺産の下鴨神社が境内に分譲マンションを建設する計画を明らかにしました。詳細は以下から。

京都市左京区にある世界文化遺産の下鴨神社(賀茂御祖神社)。上賀茂神社と共に奈良時代以前から朝廷の崇敬を受ける、京都でも最も古い神社のひとつとして知られています。

下鴨神社公式サイト

現在はユネスコの世界文化遺産にも登録されており、京都三大祭りの「葵祭」の主要な舞台となる他、境内の広大な糺の森では古本市やフリーマーケットが開催されるなど、観光客のみならず地元の京都人にも愛される神社です。



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この下鴨神社では平安中期以降、21年毎に式年遷宮が行われてきましたが、そのためにかかる費用の捻出が困難であることから、境内に高級分譲マンションを建設する計画であることが明らかにされました。

下鴨神社は拝観料を取らないことから収入源が賽銭や祈祷料、結婚式の挙式料などのみに限られています。今回の式年遷宮にかかるとされる費用約30億円のうちで国の補助金8億円を除いた22億円を自前で負担しなくてはなりません。

そのため募金を募ってきましたが、現時点でも10億円程度しか集まっておらず、残りの12億円あまりを拠出するための苦肉の策として高級分譲マンション建設を認めるという異例の苦肉の策を取ることとなりました。

毎日新聞は新木直人宮司のコメントを以下のように掲載しています。

「さい銭やご祈とう料などは普段の維持管理費に充て、式年遷宮など特別の経費は寄付頼み。しかし、檜皮(ひわだ)のふき替えなど修理費用は年々上がり、寄付を収入の柱に考えるのは難しい。神社を次世代に残すため、この方法しかないと決断した」

下鴨神社 世界遺産の隣は分譲マンション 境内に建設計画 - 毎日新聞より引用)


マンションは2017年春頃に完成し、土地代として毎年約8000万円が神社の収入となり式年遷宮の費用に当てられるとのこと。土地の貸出期限は50年後となっており、その際には更地で返却されるとしています。

予定地は世界遺産区域から御蔭通を挟んで隣接する南側の9647平方メートル。現在は研修同情や駐車場となっているエリアで、日本瓦などを使った鉄筋3階建ての高級分譲マンションを8棟(107戸分)建設するとのこと。ユネスコ諮問機関・国際記念物遺跡会議、京都市、神社本庁などとは協議して理解を得たとしています。


世界遺産の下鴨神社、境内にマンション 遷宮費用を捻出:朝日新聞デジタル

世界遺産の境内に住める、富裕層にとっては魅力的なステータスとして歓迎されることになるのでしょうか。

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