3Dプリントされた食品のニュースも増えてきましたが、こちらのスナックはなんと植物やキノコを栽培しながら食べるという斬新なものになっています。詳細は以下から。
オランダのフードデザイナー、Chloe Rutzerveldさんが作り上げたのは「健康的で持続可能」な3Dプリントされたスナックのコンセプト「Edible Growth」。なんと籠状のスナックの中からスプラウトやキノコがにょきにょきと生えてくるという非常に斬新なアイディアが盛り込まれています。
Edible Growthで3Dプリントされるのは外側のスナックの部分に加え、真ん中の部分が寒天でできており、そこに植物の種やキノコの胞子、イースト菌などが加えられていきます。
そして待つこと3日から5日、寒天培地からスプラウトやキノコが芽生えて成長していくと食べ頃とのこと。日本人はあまりキノコを生では食べないため奇異に見えるかもしれませんが、欧米ではトリュフやマッシュルームなどを生のままスライスして食べることもあるため、このようなスナックもありなのかもしれません。
どこかで見た光景を思い出しますがきっと気のせいです。
Edible Growthは3Dプリントが以下に食品産業を変革させていくかという探求であるとRutzerveldさんは考えています。
3D-printing with living organisms could transform the food industry on Vimeo
もちろんこのEdible Growthはコンセプト段階のモデルに過ぎません。真ん中の部分に仕込まれる種や胞子を殺さずに調理するのは簡単ではなさそうですし、そもそも味付けについても言及はされておらず、Rutzerveldさんは市場に出回るまで8年から10年かかると予測しています。しかし、植物やキノコを育てながら食べたくなったらそのまま食べられる、というアイディアは非常に面白く発想の幅が広がりそうです。
あなたならどんなソースやドレッシングで食べてみたいですか?
Movie Chloe Rutzerveld on her 3D-printed food Edible Growth
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