ルーベンスの大作を3Dプリントしたゾエトロープ作品が作られています。詳細は以下から。
日本では「フランダースの犬」絡みで有名なルーベンス。しかしもちろんこの大画家は多くのマスターピースと呼べる大作を残しています。
その中で聖書のマタイ福音書などに記載されるヘロデ王による幼児の大虐殺をテーマにして描かれた「幼児虐殺(Massacre of the innocent)」をモチーフにしたゾエトロープ作品が作成されました。
イギリスのアーティストMat Collishawさんのチームは3Dモデリングとアニメーションを担当するSebastian Burdonさんと共に、3Dプリンティングを駆使した非常に緻密なゾエトロープ作品を制作しました。その制作期間は6ヶ月にも及びます。
ゾエトロープは元々は回転覗き絵と呼ばれる、パラパラ漫画に似た手法で静物や静画が動いているかのような視覚効果を得られるデバイス。Mat Collishawさんらはその発想を進化させ、350体もの彫像とストロボライトによって悪夢のようにおぞましくも美しいルーベンスの世界を再現しています。
動画は以下から。
All Things Fall - 3D printed zoetrope by Mat Collishaw on Vimeo
テクノロジーがアイディアや造形をブーストするような作品、これからもさらに増えていくかもしれませんね。
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