ゲイアートの巨匠、田亀源五郎初の一般誌連載作品となる「弟の夫」コミックス第1巻が5月25日(月)に発売されましたが、わずか数日で重版が決定しました。大きな反響に田亀氏は喜びの声を寄せています。詳細は以下から。
双葉社の月刊アクション公式Twitterが5月28日付けで投稿した内容によると、「弟の夫」が発売4日目にして早くも重版が決定したそうです。
田亀源五郎先生「弟の夫」第1巻、早くも重版が決定しました!応援していただいている皆様、本当にありがとうございます!
— 月刊アクション編集部 (@gekkanaction) 2015, 5月 28
これを受けて田亀源五郎氏は自身のTwitterで以下のように報告。発売前は売れ行きが不安で胃が痛くなる思いであったこと、嬉しさと安堵で泣きそうであることなどを包み隠さずコメントしています。
というわけで【お知らせ】と【御礼】先の月曜日に発売された単行本『弟の夫』1巻、重版決定しました。お買い上げくださった皆様、本当に、ほんっっっっとうに、ありがとうございます! まだ入手できないという方、いましばらくお待ちください!
ああああああ嬉しい&ほっとした…
— 田亀源五郎 (@tagagen) 2015, 5月 28
率直な話、これまでずっとマイナーな世界でやってきた私にとって、初版部数を聞いたとき、それは業界的には決して多くはないらしいのですが、それでも私にとっては全く未知の世界で、大丈夫なのかホントにそんなに捌けるのかマジ不安で、発売日が近づくにつれて胃が痛くなる思いだったのです…
— 田亀源五郎 (@tagagen) 2015, 5月 28
じっさい私は、一般向けマンガの世界では実績が何もありませんし、単行本も長く時間をかけて売っていくタイプだったので、果たして初動が勝負とされる世界で通用するのか、版元の期待に沿える結果が出せるのか、本気で心配だったんです…だから今、嬉しいのと安堵で、けっこうマジで泣きそう。
— 田亀源五郎 (@tagagen) 2015, 5月 28
ちなみに月刊アクション編集部によると、すでにAmazon.co.jpや楽天ブックス、ヨドバシ.comなどの一部ネット書店では品切れになっているとのこと。なお、明日5月31日(日)にはアニメガ新宿マルイアネックス店において、「弟の夫」1巻と「月刊アクション」7月号の両方を同時購入者を対象に先着順でサイン会が実施される予定です。
田亀源五郎先生「弟の夫」1巻、amazonさん、楽天ブックスさん、ヨドバシ.comさんなどの一部ネット書店では品切れになりご迷惑をお掛けしています。現在、セブンネットさん、ブックサービスさん、e-honさん、漫画☆全巻ドットコムさんには在庫がございます。よろしくお願いいたします。
— 月刊アクション編集部 (@gekkanaction) 2015, 5月 29
「同性パートナーシップ制度」が可決されるなど、性的マイノリティが生きやすい社会へと少しずつ向かっているのではないか……と期待される昨今ですが、「弟の夫」のヒットはそんな世の中の流れの移り変わりを裏付けるものなのかもしれません。
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