「au WALLET Market」は一体何を売るのか、具体的な商品やサービスの狙いを解説してみた

ポスト ツイート シェア はてブ LINEで送る コメント

本日auショップを使った物販サービス「au WALLET Market」の提供を発表したKDDI。

「携帯電話関連にとらわれないアイテムを販売」と言われてもピンとこない人がほとんどだと思いますが、具体的にどんなものが売られるのかを列挙してみました。詳細は以下から。

◆2種類ある「au WALLET Market」
まず把握しておきたいのが、「au WALLET Marketは2種類ある」という点。

1つはauショップでの待ち時間の間に、スタッフがタブレットを使ってオンラインショッピングをサポートするタイプ、そしてもう1つがルクサと提携してタイムセール方式での商品販売などを取り入れたネットショップです。

・ネットショップ
まずはネットショップ。

「食」のジャンルでは……

ブランド米詰め合わせやバームクーヘンなどのお菓子、ジュース、コンフィチュール、ワインなどの一品が並びます。

続いては「美」。

骨盤矯正クッションやペットボトル加湿器、香水、体脂肪計、サプリ、エステのチケットなど、美を追及するための手段が多岐に渡って提供されます。

そして「遊」。

自転車やハンモック、リュックやバーベキューセット、電動一輪車まで、一歩先行くアウトドアを楽しみたい人向けのアイテムがラインナップ。

「住」はキッチン家電や、先ほどレビューをお届けした通信するゴミ箱・傘立てなどを取り扱います。

・auショップ
続いてはauショップでスタッフがタブレットを使って通販をサポートしてくれる「au WALLET Market」の内容。

流行の美容グッズ、オシャレなスマホアクセサリー、フラワーアレンジメント、本格コーヒーからペットフードまで取り扱います。

IoT雑貨、米、ジュース、ダイエット茶、レトルト米。

こちらは料理に使う材料たち。

秋川牧園によって牛乳や鶏肉、からあげ、玉子、野菜など、生鮮食品の大半をカバーしています。

北海道で売られている札幌スープカリーのレトルトなど、インスタント食品1つ取ってもハイレベルです。

高齢夫婦向けの提案も。

ヘルシーな冷凍食品や良質の米、そしてペットの健康に気を使ったフードなどもあります。

今回、au WALLET Marketと提携した「秋川牧園」は有機野菜、無農薬野菜、無添加食材を提供。

1991年に軽井沢で創業された「丸山珈琲」では代表自らが厳選した香り高いコーヒーが提供されます。

◆au WALLET Market以外のサービスも
さらにKDDIのモバイルアクセサリーセレクトショップ「HYPER MARKET」では、Bluetoothでスマホと連携するおもちゃなども販売中。

こちらはBluetoothで半径50メートル操作できる、陸戦タイプドローン。

HD動画を撮影し、スマホに転送することができます。

カラーバリエーションも。

ほかにもなんだか不思議なアイテムたちが。

2013年8月にスタートしたキュレーションサービス「auおまかせショッピング」も継続中。9月度お届け商品は皮ごと食べられて種も無く、とてもみずみずしいシャインマスカットです。

◆意外と期待できるかもしれない「auショップで通販」
auショップでの待ち時間にタブレットで商品を選んで通販……という、今までの携帯電話会社に無かったスタイルだけに、定着するかが気になるところですが、KDDIの広報に聞いてみたところ、ユーザーは携帯電話の新規契約や機種変更だけでなく、結婚や子どもの進学など、ライフステージが移り変わる際にもauショップを訪れるとのこと。

そしてau WALLET Marketは細かく想定したライフステージを元に、ユーザーに商品をオススメできるようにしており、「ユーザーのライフスタイルに合わせた商品を提案する」という知見を蓄積していくことで、今後保険や電気などをauショップで取り扱うようになっても、柔軟に対応できるようにしていく狙い。

当面は多くのユーザーが余らせているポイントを活用する手段として提案し、「待ち時間の間に通販する」というスタイルを根付かせる方針で、その上で新たな展開を模索していくようです。